なぜなら、国民統合の象徴であり、決して
「神聖にして侵すべからず」では、ないからです。
イチローくんの記者会見は、国事行為と公的行為の言い間違いこそあれ、
日本国憲法の何たるかを弁えた、誠に立派な筋論であった。
言い間違いにしたって、本質的には同様でしょう。接受相手の肩書きが、
大使だろうが公使だろうが王侯貴族だろうが大統領だろうが副主席だろうが、
国際親善であり、皇室外交の問題だ。
内閣の助言と承認を受けなければ、トンデモないことになる。
天皇を「神聖にして侵すべからず」に戻したい政治勢力が、
ここぞとばかり「天皇の政治利用」を利用して、
小沢バッシングに躍起だが、それは、オフサイドトラップだ。
護憲に立つ左派政党や、その支持ブロガーの多くが、まんまと
罠に嵌まっている。なんたる運動神経のなさか。そんなテイタラクだから、
保守二大政党制が、確立してしまうのだ。
今一度、天皇の行為は「内閣の助言と承認を受ける」。
この法文を制定した、先達の知恵に学ばなければならない。
天皇が内閣から受けるのは助言であり、命令ではない。
左様、天皇は鉄人28号ではなく、人間天皇だ。
しかし同時に、内閣の承認を受けなくてはならない。
「天皇」が一人歩きできないようにしてある。
言うまでもなく、戦前の反省からだ。
左派政党や、それを支持するブロガーの多くが、
「天皇の政治利用」という言葉に条件反射している。まるで、
パブロフの犬だ。左翼の病弊。克服しなきゃダメだ。でなきゃ
晋三クンやヒラヌマくんの改憲は真っ平だが、イチローくんなら、
ま、いいか。ってことになる。