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墓碑銘。
山宣ひとり孤塁を守る だが私は淋しくない 背後には大衆が 支持してゐるから 山本宣治。通称、山宣。「やません」と云う。その人となりについては、 ウィキペディアかなんかで調べてね。これも蟹工船ブームの余波であろうか。 先月放送のWOWOWで、左翼映画の巨匠山本薩夫の特集が組まれ、 「武器なき斗い」がオンエアされた。伝説の左翼闘士、山本宣治の物語である。 ![]() 俳優座、民藝、文学座、新劇界の重鎮たちが顔を揃えた豪華キャスト。その中で、 ひときわ異彩を放っていたのが、左翼教条主義とは対極に位置する、 われらが戯作無頼派川島雄三監督のご贔屓役者、小沢昭一なのだ。 うーん、小沢昭一的こころにも、山宣は、魅力的に映ったんだねえ。 夥しい彼のフィルモグラフィの中でも、特筆すべき熱演を披露してくれた。 小作農キヨシに扮した小沢昭一が、これも名優、下元勉演じる山宣と 初めて言葉を交わすシーン。 キヨシ「なんや、すけべえの先生か」 山宣 「すけべえは、ひどいなあ」 小沢昭一的こころに依れば、山宣はすけべえ、イコール人間らしい ということになるのだろうか。脚本は、かの依田義賢。溝口作品で知られる 女性を描いては天下一品の大御所である。この映画でも、母親役の細川ちか子、 妻役の渡辺美佐子、その京女ぶりといったら。たまらしまへんで。 インテリブルジョアの学者先生を当初信用していなかったキヨシが、 次第に山宣の人柄に惹かれ、労農党京都代表山本宣治の運動員として、 武器なき斗い。治安維持法下の第1回普通選挙を、山宣と共に戦うのである。 山本宣治の演説シーン。 山宣「労農党は、今度の総選挙に際して、4つの要求を掲げています。 第一、労働者に仕事と食を与えよ。第二、働く農民に土地を保証せよ。 第三、税金は資本家と地主に出させろ。第四、すべての人民に 政治的自由を与えよ。」 驚くべきことに、GHQ政策で解放された小作農を除いて、 新自由主義社会の平成日本に於いても通じそうな内容だ。今は、戦前なのか。 つづくシーンは、血を吐いて倒れた山宣に代わり、急遽演壇に立つキヨシだ。 キヨシ「山本先生は、わしら小作は地主に飼いならされた、 猿みたいなもんやと言わはった。鎖をつけられた猿は 飼いならされると、鎖を解かれてもよう遠くへ行きよらん。 そこで、地主は安心して高いびきできる。しかし、わしらは猿やない。 ホンマの人間や。力の強い大男や。先生そない言わはった。 そや、わしら、地べたに足踏ん張った、力の強い大男や。 ムキになって体ゆさぶったら、資本家や地主のつけた鎖など、 いっぺんに吹き飛んでしまうんや。」 官憲 「中止、中止」 キヨシ「みなさん、投票日まであと2日や。頼んます、頼んます、頼んます、 頼んます。病気で動けない先生を守ってくれえ〜」 胸を打つ叫び。小沢昭一、渾身の演技だ。キヨシの叫びが届いたのか、 京都の選挙民は、合法政党の最左翼労農党代表を帝国議会へ、送り出すのである。 さすが、王城の地の町衆。そのラディカルな市民精神は、いまも連綿と受け継がれ、 先般の京都市長選に於いても、共産党単独推薦候補が、他全党相乗り候補と一騎打ち、 19万票取り合った末の9百票差惜敗という大善戦を現出させたのである。 帝国議会へ赴いた山宣はー当時は政友会と民政党の二大政党制、 日本を二大政党制に戻しては断じてならない。民主主義の死であるー 治安維持法を糾弾しつづけ、政府の怒りを買い、わずか7名の無産者政党の 議員仲間も次第に日和る中、己一人、断固として節を曲げず、遂に、 「正義団」なる右翼団体のテロリストによって、斬殺される運命となる。 テロに倒れる前日、左翼集会に於ける、山宣最後の演説シーン。 山宣「今や、我々の戦闘は日に日に烈しくなり、 我々の味方として、今まで左翼的言辞を申していた人まで、 日に日に退却し、我々の運動から没落して行った。 こうした人々に対して、我々の与える言葉はこうである。 卑怯者去らば去れ、我らは赤旗を守る。 明日は死刑法、 騒然となる場内。 山宣「治安維持法が上程されます。私はその反対のために、 今夜上京します。実に、今や、階級的立場を守る者は、 唯一人だ。山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋しくない。 背後には大勢のー」 強引に中止させる官憲。掻き消される演説。飛び交う野次、怒号。 (1960年独立プロ映画、音楽:林 光) ![]() あなたも、太陽の下で。 政治的自由を叫ぼう。
by blog-blues
| 2008-08-11 16:31
| シネマ夜話
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Trackback(36)
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Comments(9)
(松尾尊兊 『大正デモクラシーの群像』 岩波書店、1990年、p.p.265-267 より引用)
まず彼は、インテリの「ヒステリー的“主義者”」と「おれがおれが」の指導者を徹底的に嫌悪した。彼が東大時代新人会に名をつらねながら、積極的な活動を見せなかったのも、麻生久、赤松克麿らこの会の主要メンバーの革命家きどりの自己陶酔気分に反撥したからであろう。 (中略) つぎに、彼は運動の大衆化を常に念頭においていた。彼は民衆の言葉をもって書き、かつ語った。彼の文章は仮名づかいさえ当世風に直せば今日でも十分に通用するものである。そして彼の豁達明朗な人柄のにじみ出た巧妙なたとえ話と、核心をついた語り口は、勤労民衆の間に絶大の人気を博したのである。このため公式主義者からヨターリンなどと悪口を言われたが、それだけに福本イズムとは全く無縁であった。 (中略) 第三に彼は、革命運動を長期的事業と考え、小児病的急進的傾向に同じなかった。 「桃栗三年柿八年枇杷の実を蒔いた当人が草葉の影に朽ち果てた後に、その枇杷の実がなるといふことをわきまへてからでないと、殊に農村では仕事ができぬ」 (中略)
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(承前)
山宣がインテリ出身としては、異色の大衆的革命運動家の資質を持っていたことは明らかであろう。彼が保守的とみられる農村地域で代議士に当選しえた理由の一半はここにある。彼の墓碑銘となった、死の前日の全国農民組合大会における演説の一句「山宣一人孤塁を守る、だが私は淋しくない、背後に大衆が支持してゐるから」は、決してつよがりではなく、彼の実感であった。 (中略) 彼はたしかに地下の共産党とたえず連絡を保っていたが、福本イズム批判にみられるように、決してそのロボットではなかったのである。彼は日本共産党が、反戦と自由のための闘いの先頭に立っているからこそ、基本的にこの党を支持し、議会における、その代弁者となったのであって、何から何までその指令で動いていたわけではない。共産党は山宣の死後党籍をおくったが、おそらく当時の共産党でもっとも必要とされたのは、この種のタイプの人材ではなかったのか。凶刃はまったく的確に振われたというほかはない。 *一部、環境依存文字があるので、PCの機種によってはうまく表記されないことを、あらかじめお詫び申し上げます。
「世界の片隅でニュースを読む」へ。いやいや、どうもどうも。本エントリーを補強する資料コメント、深謝です。それにしても、あなた、勉強家ですねえ。何でもご存知だ。僕なんて、この映画観るまで、山宣の名前しか知らなかった。そう、パーソナリティが「闊達明朗」なんですね、山宣は。オープンマインドなんだなあ。そこが、魅力だし、現在の共産党に決定的に欠けてるものでもあり、党勢伸張の阻害要因にもなっている。やっぱ笛吹先生、先生の共産党研究が、待ち望まれますって。
仕事の関係で参加した集会の際、「山宣」の話を聞きました。
そのときは“へぇ~凄い人がいたもんだ”くらいでしかなかったんですが、本当に凄いですね。 やっぱり「生身の人間」としての表明である、ということが胸を打つんですね。たしかにそれが共産党には欠けてるよなぁ。理論先行、頭でっかちに見えてしょうがない… それはさておき、いや~この映画見てみたいです。 また長野県民としては、上田にあるという記念碑を拝みに行かねばならない気がします。
「ベースケのずるずるグルーヴ・ぶりぶりヘヴィネス」へ。やあ、いらっしゃい。みなさん、こちら、新しい常連さん。よろしくねってわけで、リンク貼らせていただきます。『仕事の関係で参加した集会の際、「山宣」の話を聞きました。』えっ、あなた、左翼集会にも参加されるんですか。うーん、そんなバンドマン、僕のまわりには1人もいない、実にユニークですね。『やっぱり「生身の人間」としての表明である、ということが胸を打つんですね。たしかにそれが共産党には欠けてるよなぁ。理論先行、頭でっかちに見えてしょうがない…』だよな。大体、貧乏人の利益代表たる政党が、当の貧乏人からは支持を集められなくて、教師や医師、弁護士のような高学歴で生活水準も高い層の支持が頼りとは何事か、どこかに重大な欠陥があるはずだ、と真摯な省察を促しているんですけどねえ。なかなか通じない。
いまごろコメントしてすみません。
「生身の人間」としての表明であるかどうか・・・まったくその通りだと思いました。候補者や党員の本人と話したら全然問題ないのですが、マイクやビラを通したらなんであんなに画一的になるのだろうか・・。真摯に受け止めたいと思います。 京都市長選のことをあのように受けとめていただいてるのは叱咤激励になりました。冷えた反応のなかの僅差であり、胸を張るようなことはとても言えないんですが、全国の期待に応えなければと思いました。
「おっはー」へ。ようこそ、いらっしゃいました。共産党員ブロガーの来訪を千秋の思いで待っておりましたよ。他の党員も、どんどん来るように。党員同士だけで固まっててどーする。それじゃ支持は広がらないっしょ。オープンマインドでいきまっしょい!とにかく、共産党が躍進しない限り、政権交代があろうがなかろうが、新自由主義・改憲路線は、二大政党制の進捗と共に、確立してしまうのですから。あいやや、のっけから、説教ですいません。これも期待の現れとご容赦を。えー、新しいポスター、ですね。づえんづえんダメです。政治の中身をどのように変えるのか、具体的な方途を示さなあかん。ラディカルに迫らにゃ。「労働者に仕事と食を与えよ」「税金は資本家と地主に出させろ」山宣の単刀直入、ガッツ溢れる物言いに対して、迫力のないこと夥しい。それじゃ、貧乏人の心は掴めやしませんて。だからさあ、「BLOG BLUES」に発注しなさいってば!
できることなら発注したいものです。本当に同感。アツくいかないと届かない。まずは、リンク貼らせてください。
「おっはー」へ。丁寧なご返事、恐縮です。あなたは、エラい!物言いが明朗だ。共産党にしとくにはMOTTAINAI!って、ウソですよ。あなたのようなオープンマインドな党員が、じゃんじゃん現われ、閉鎖的な党の体質を改善し、風っ通しを良くしてくださいな。何てったって、未来の鍵は、共産党が握っているんですから。僕もリンク貼らせていただきます。今後とも、どうぞよろしく。
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