本当に、ギリギリ土壇場、首の皮一枚の勝利だ。
政党要件を満たす、比例区2%以上の得票を辛うじて、達成した。
2.1%と報道されているが、厳密に言えば、2.1%に満たないのではないか。
2.0いくつだろう。この大々大苦戦、政党要件消滅寸前の原因は、なにか。
ラサール石井を徹底的にフィーチャーしなかったが、ゆえだ。
韓国政治映画では、おなじみの光景。
候補者から運動員、支持者まで、揃いのパーティーカラーに身を包み、
今回で言えば「社民ブルー」だ、
「ラサール石井」「ラサール石井」と地鳴りのごとくシュプレヒコールを轟かせ、
ラサール石井ムーブメントを社会現象化させる。
仮に、複数当選を目指すとしても、それっきゃない。
妄想を抱いては、いけない。選挙前、今度こそお陀仏だと言われてたんだぜ。
複数当選なんて、有り得ない。なぜ死にものぐるいで、社民党の総力を結集し、
一致団結し、ラサール石井を前面かつ全面に押し立てて戦わなかったの。
さすれば、万に一つの複数当選も起こり得たかもしれない。
打ち上げ街宣に足を運んで、心の底から落胆したよ。
投票所に足を運んで、比例区社民党の候補者リストを見て、焦ったよ。
筆頭には「大椿ゆうこ」と記されていた。
えっ、社民党って、党として「ラサール石井」イチ推しじゃないの?
怪訝に思った有権者は、僕一人じゃないはずだ。
こんな扱いしてたんじゃ、ラサール石井、当選ラインに届かないかもしれない。
それはイコール、社民党が政党要件を失うってことなのに。社民党って一体!
とまれ。ラサール石井は当選した。夜明けの当選であり、
それは、社民党の、左翼勢力の夜明けになるかもしれない。
♪~古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう
古い船をいま動かせるのは 古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も新しい船のように 新しい海へ出る
古い水夫は知っているのさ 新しい海の怖さを~
社民党は古い船だ。
ラサール石井は、69歳だが、新しい水夫だ。
瞬く間に伝説となった、有楽町での街頭演説を聞け!
誰もが、そう感じるだろう。

およそオールド左翼とは、言の葉そのものが違う。情理を尽くした演説。
すこぶる明晰で、かつ人間味に溢れ、情熱が迸る。
聞く者を得心させ、さらには、感動までもたらす。
内田樹の言を引けば「知性と道義性」に満ちたものだ。
問題は、社民党が、ラサール石井に舵取りを任せるか、
どうか、だ。ラサール石井が新しい海へ漕ぎ出せば、
社民党の「Reboot」は、成る。できなきゃ、沈没するっきゃない。