チャップリン映画を別格とすれば、
ハリウッド・クラシックスの最高峰。

もちろん、ご覧になっているであろうが、
誰よりも、雅子皇后に、ご覧いただきたい名作である。
下掲は、1月3日付毎日新聞朝刊社会面の記事。
毎年恒例のニュースであり、この報道に接するたびに、僕は、
天皇家の方々は、大変だなあ。天皇家に生まれなくてよかったなあと、思う。

防弾ガラスの窓越しに、国民に手を振る。1日5回。
パンダですか、私はと、思っても無理はなかろう。
雅子皇后ご自身と、そのご家族の方が、天皇家への輿入れを拒み、
拒みきれずに輿入れしたことは、国民周知の事実である。
だからこそ、天皇制など非民主主義の最たるもの、廃止すべしと、
力説する人もあろう。だが、しかし、それは、浅薄な考えではなかろうか。
天皇家の人間に限りませんよ、ほとんどすべての人間は、
自らが負った、自らに降りかかった、運命を受け入れ、生きてますよね。
それが、まあ、自分の運命なのだと、覚悟を決めざるを得ないですよね。
諸法無我。関係性の中でしか、個人の存在など、有り得ないのですから。
美智子上皇后は、その覚悟を持って、皇后としての生を生きた。
オードリー・ヘップバーン演じる、アン王女のように。
雅子皇后もまた。
永遠不滅の名作『ローマの休日』の名作たる所以は、
運命を引き受けざるを得ない、人間の生の悲しみと、
運命を自ら引き受ける、人間の生の勁さを、十全に、表現し得たことである。
ラブコメというキュートなシチュエーションの中で。
『ティファニーで朝食を』の、『麗しのサブリナ』の、ペップバーンと較べて観よ!
『ローマの休日』のヘップバーンの輝きが隔絶してるのが、誰の目にも映るだろう。