半世紀ぶりに目にした「腹腹時計」の四文字、
下掲は、1月30日付毎日新聞朝刊一面コラム。

い、いかん、失笑を禁じ得ない。うわははははは。
「左翼的粋がりを一切捨て去る」と命じつつ、
「東アジア反日武装戦線」の名乗り、
もう左翼的粋がり全開じゃん。ば、ば、爆笑だ。
ま、そうしたツッコミは、さておき。
警察の目を欺く潜伏法として、妥当でしょう。
僕なんて、Gジャンにグラサンでギター抱えてた日にゃ、
ソッコー職質ですよ。その度に思うね、オマエハアホカ。
犯罪者が目立つ格好するわきゃねえじゃん、
人を見る目がホントないね、と。
言及すれば、巡査よりもさらに低劣なのが、公安警察。
な、なんと、桐島容疑者の指紋を採取してないって、コウアンアホカ。
何のために、家宅捜査したの。いくら指紋を消そうとしたって、
自室だよ、もう部屋中指紋だらけだ、完全に拭い去れるものじゃない。
鑑識を同行しなかったのだろうか。で、今になって遺族から、
DNA鑑定できる材料の供出を求めてるって、本人のものなどあるわけがない。
死亡した人間を桐島容疑者本人だと特定できる物証が、ないとなると、
桐島容疑者は、永遠に、桐島容疑者のままだ。
遺族のDNAと似てるから、多分本人だろうとでも言うしかねえ。
公安警察に治安維持は任せられないね。
捜査一課とか四課に任せたほうが、よほど安心できる。
一体全体、公安警察なんて、その存在理由があるのだろうか。
オウムは見逃すわ、統一協会はほったらかしだわ、何してんの。
ただもう、暴力革命をめざす共産主義勢力を徹底マークなのだろうが、
そんな勢力、いま日本に現存してますか、いねえよ。コウアンイラネ。
桐島容疑者は、僕と同年同学年、この世代は、
いわゆるシラケ世代、学生運動の末路は目にしたはず。
なのになぜ、どういう経路で、よりにもよって、
「反日武装戦線」なんかに身を投じたのだろう。
大学は明学だし、セクト内では使い捨ての新兵、
ヤクザ組織でいえば、パシリの三下であろうに。
関与した「韓国産業経済研究所爆破事件」でも従犯みたいだし、
ちゃちな手製爆弾でドア付近を壊した程度、爆破とはほど遠い。
もちろん死傷者はない。仮にもし捕まっていたら、
数年の刑務所暮らしで、出所できたろうに。
それが、逃亡生活50年。悲惨だよ、とても。
「罪と罰」の考えからは、間尺に合わない。
だが、しかし、桐島容疑者の人生は、
充実してたであろう。そりゃそうだろ、逃亡者の人生が、
弛緩したものであるはずがない。彼は、生きた。
人生を棒に振ることで、充実した時間を、生きた。
今際の際の名乗りは、その勝利宣言であろう、か。
だが、それは、負の充実である。合掌。