国葬前日、発売日当日にゲット、一気に読了。
予想に違わぬ、否、それ以上の面白さである。
スリリングな展開に、グイグイ引き込まれる。

執念の取材で掻き集めた、動かぬ証拠の点と、点を、
結んで線を引き、それを繋げ、真実を顕現化させる。
松本清張の『日本の黒い霧』に比肩しうる、
政治スキャンダル告発の労作であり、傑作である。
自民党、就中、安倍派の統一教会汚染は、
身震いするほどの高濃度で、日本が半ば、
統一教会に乗っ取られたかのようである。
歴史に「IF」は禁物であるが、もしも、
銃撃事件が起きなかったら、未遂に終わっていたら。
第三次安倍内閣は誕生し、統一教会は、
政治の表舞台に、堂々登場してたであろう。
綿密に、周到に、用意された、統一教会による、
政治権力への接触、籠絡、略取が、奏功していたであろう。

本当に、統一教会は、怖ろしい。怖ろしく、有能だ。
その思惑に乗った、安倍元総理は、怖ろしく、無能だった。
国葬には値しない、日本を危機に陥れた最悪の総理だった。
一人でも多くの国民に読んでもらいたいが、
真正保守を任じ、愛国を説き、安倍元総理を大宰相と称えて止まぬ、
百田尚樹や櫻井よしこには、特に、必読の書であろう。
百田尚樹や櫻井よしこに、一片なりとも、国を憂う気持ちのあるならば、
安倍元総理を賞賛することなど、金輪際、できるものではない。
本書の刊行を、国葬前日とした出版元、小学館の裂帛の気合も見事だ。
ベストセラーに押し上げよう、本書を。それが、統一教会に汚染された、
日本の政治を糺す、確かな一歩となる。