今の左派リベラル市民は、
沖縄戦を知らないのだろうか。僕だって、実体験は、
ないよ。でも、書籍で、映画で、追体験、している。

軍民一致、徹底抗戦を強いられた沖縄県民は、
日本軍とともに、ガマに籠もった。
押し寄せる米軍は、投降を呼びかけた。
日本軍は言った。謀略だ。
投降すれば、男は殺され、女は犯されると。
それでも、このままでは死だ、死しかない。
米軍は、投降すれば、命は、保証すると言っている。
その言葉に賭けようと、ガマを出て行こうとする県民もいた。
日本軍は、県民に、銃口を向けた。
これが、史実だ。
若い世代は、ご存知だろう。
庵野秀明が、最も影響を受けた映画が、
岡本喜八の「沖縄決戦」だってことを。
沖縄県民を道連れに、ガマに立て籠もる日本軍と、
マリウポリ市民を道連れに、製鉄所に立て籠もるアゾフ連隊が、
容易にオーヴァーラップするだろう。
僕は、マリウポリ製鉄所に「避難」している、
マリウポリ市民の投降を望む。
マリウポリ製鉄所籠城戦の主力、
ナチスで言えば、突撃隊のような、アゾフ連隊は、
己の思想信条に従って、最後の一兵まで、戦うがいいさ。
だが、投降し、とりあえずだろうが、命を永らえたい、
命さえあれば、明日には状況が変わるかもしれないと、
一縷の望みを託す市民には、お願いだ、投降させてやってほしい。
ゼレンスキー大統領、お願いだ、投降を望む市民には、
投降の自由を、認めてやってほしい。それが、できなければ、
ウクライナ政府は、帝国日本軍と同じだろう。
マリウポリ製鉄所を完全包囲したロシア軍は、
立て籠もるアゾフ連隊に対し、マリウポリ市民を解放せよと、
呼び掛けている。アゾフ連隊の回答は「No!」だ。
今この瞬間だけを切り取れば、ロシア軍は、マリウポリ市民にとって、
解放軍であり、アゾフ連隊は、抑圧軍である。
♪~命はひとつ人生は一回 だから命を捨てないようにねえ
慌てるとついふらふらと お国のためなどと言われるとねえ
青くなって尻込みなさい 逃げなさい隠れなさい
どうか、お願いだ、左派リベラル市民のみなさま、
ウクライナ絶対善、ロシア絶対悪の、教条から、自分自身を解き放て。
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ