叱咤激励したい。


先ずは、叱咤から。
記事の中段、毎日記者福田智沙は、インタビュー相手、
映画プロデューサー河村光庸の、次の言葉を紹介する。
ー「第2次安倍政権以降、政治は官邸支配となり、政治がゆがめられている。
言葉や議論もなくなり、議会制民主主義という根本が失われている。
菅さんの考えは官房長官時代から官僚支配とマスコミ支配です」と主張する。ー
なんで、黙ってるんだ。反論できないのか、できないのなら、
反省の弁を述べなきゃいけない。それが、言論人の務めだろ。
然れども、次には、激励したい。
よくぞ、取り上げた。耳に痛い苦言も、まんま書き記した。
その勇気と誠実を、買おうじゃないか。
戦時中の大本営発表、雁字搦めの報道管制の中で、
なけなしの勇気を奮い、東條内閣を批判した記事、
「竹槍では間に合はぬ」を掲載し、執筆記者は懲罰招集を食らった、
その栄光の社史のDNAを、今も尚、受け継いでいると買い被りたい。
官僚支配とマスコミ支配、それが、この10年間の、
日本の、政治の、全てだ。
それが続けば、日本は、落ちるとこまで、落ちて行くぞ。
それで平気なのか、僕は、嫌だ。
毎日記者福田智沙よ、
ー河村さんは気骨ある映画人なのである。ーと、
インタビュー記事を締めくくるならば、貴女もまた、
河村さんに勇気を貰ったはずだ。気骨あるジャーナリストになれ、
官邸のマスコミ支配を、食い破れ。