胸のすく、切れ味鋭い正論である。
五輪関係者の誰もが思いながら、誰も言い出せないことを、
勇気を奮って、正々堂々、メッセージしてみせた。
1月20日付毎日新聞朝刊記事。
別欄の記事では、さらに踏み込んだ発言も紹介されている。
ー五輪が勇気を与えるというのは簡単だが、
経済状況がどん底の人がたくさんいる中で、
「五輪をやってくれれば、ご飯を食べなくても元気になれる」
とは思えないー
勇気ある言動とは、正にこれだろう。
昨今、こうしたフェアな敢闘精神を持つ存在、
いわゆる「男らしい男」は、そのほとんどが、
女性ですね。う〜ん、マンダム。
比べるのも今更だが、義のあるところ火をも踏む、
JOC理事の山口香の積極果敢にひきかえ、
会長の山下泰裕の逃げ腰といったら、情けないこと夥しい。
政府の方針ばかり伺い、森喜朗の文字通りのシンキロー発言、
「何があっても開催」に、阿諛追従するばかり。
それでも柔道家か、アスリート代表として要職に就いてんだろ。
現下の状況で、今夏開催が「スポーツの祭典」になるのか?
胸に手を当て訊いてみろ。なるわきゃねえだろ。
政府のコロナ対応の場当たり的な拙さは、
オリンピック開催への固執に起因する。なぜだ?
政権浮揚の効果絶大と信じているから。バカか?
彼奴らは、態よくアスリートを利用するばかりで、
アスリートのことなど本気で思っちゃいないよな。
オリンピック開催よりもコロナ対応が大事だ。それが、
世界中のアスリートの選手生命を、護ることにもなる。