昨日のことだ。公示後初の日曜の午後、
駅前でポスター掲示板に見入っていた老人夫婦、
ばあさんがじいさんに「ホリエモン出てるの?」って訊いてた。
うわははははは。誰しもが、そう思いますよね。
きっと「ホリエモン」と書かれた無効票が、
東京都全域で2、3000票出るんじゃないか、もっと、かな。
掲示板中段の番号12・13・14をホリエモン新党で独占、
中央の13番に立花孝志候補者本人の顔写真ポスター、
(なぜか、籠池泰典との2ショットが、また笑わせる)
左右の12番14番は堀江貴文の顔写真で候補者の顔写真はなし、
それどころか、名前さえありません。候補者は、まったく不明。
つまりは、ホリエモン新党の選挙ポスター3連貼り。
んなことが、許されるのであろうか。貼ってあるってことは、
きっと、合法スレスレっていうか、グレーゾーンなんでしょうね。
僕は、当初、立花孝志って人は、アタマのおかしな人と思ってた。
でも、違う。めっちゃアタマいい、クレーバーである。
今回のポスター戦略だって、だあれも考えつきません。
発想しませんよ。実行しませんよ。
阿漕といえば、安倍総理同様、めちゃんこ阿漕なのだが。
安倍総理、正確には安倍総理の振付師と違って、なぜか、
憎めないっていうか、笑ってしまう。
権力をかさに着ていないからだろう。裸一貫、捨て身の土根性が、
今平映画に登場するバイタリティーの権化のような、
ゴキブリのごとき逞しき原日本人を彷彿とさせ、
面白い、と、膝を叩かせる。
思うに、立花孝志、日本社会の仕組み、そのすべてを、擬制だと、
切って捨てているのであろう。そのデカダンが、僕を惹きつける。
NHKは公共放送なのだから、政権に阿るな真実を伝えよ、
そんな正義ぶった物言いは、鼻で遇らう人間なのだろう。
公共放送なんて要らねえ、公共って概念自体が気に食わねえ、
パンクチュアルな存在。で、一泡吹かせて、悦に入っている。
愉快犯、ですな。笑ってていいのかと、思わないでもないが。
うわははははは。いかん、やっぱ、爆笑だあ。