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快挙である。たたえよポン・ジュノ! 黒澤明もチェン・カイコーも成し遂げ得なかった、 アジア映画初のグランプリともいうべき作品賞に輝き、 さらに監督賞・脚本賞の重要賞、加えて外国語映画賞受賞。 今年のアカデミー賞は「パラサイト」一色といっていい。 ポン・ジュノ作品は、処女作の「ほえる犬は噛まない」から、 「殺人の追憶」「グエムル」「母なる証明」「スノーピアサー」まで、 日本で公開された長編は、すべて鑑賞している。と言っても、 CS放送であったり、レンタルDVDであったり、 昨年からはU-NEXTでと、てんで威張れるものではない。 本作は、よーし、映画館で観るぞ。 1950年代、日本映画が世界の映画界の脚光を浴びた。 その四半世紀後、日本は世界の経済大国となった。 1980年代、中国映画が世界の映画界の脚光を浴びた。 その四半世紀後、中国は世界の経済大国となった。 2010年代より、韓国映画が世界の映画界の脚光を浴びている。 四半世紀後、韓国は世界の経済大国となるであろう。 映画ってね、国力が、顕れるんだよ。総合文化芸術だから。 優れた総合文化芸術作品を創り上げるには、 作品をヒットさせる観客の鑑賞眼も含めて、 その国の民たちの精神的な分厚さが必要であり、 そして、それは、国力を伸張させる基礎となる。 翻って、日本は、どうだろうか。 統治能力がまるっきり欠如したまま、直近では、 コロナウイルス対応の不様さが世界の嘲笑と忿怒を買っているが、 それでも、マスコミの集中砲火を浴びることなどなく、 ならず者のような内閣を、実に、 半数近くもの国民が支持しているのである。 日本人の精神の薄っぺらさの顕れであろう。 日本は、映画で中国に抜かれ、経済でも中国に抜かれた。 日本は、映画で韓国に抜かれ、経済でも韓国に抜かれるだろう。 ポン・ジュノ監督をはじめ韓国映画界の主要な人々は、 監督自身が、主演のソン・ガンホが、そうであるよう、 民主化運動の一翼を担ってきた、筋金入りの表現者たちである。 深いリスペクトを込めて、作夏の旧稿、 「ソン・ガンホ主演映画『弁護人』に観る、韓流民主主義の底力」を再掲。 マスメディアの方々に、司法界の方々に、特に観てほしい。 前回エントリで触れた「密偵」然り、 ソン・ガンホは、人間の卑小さと偉大さを併せ演技表現する。 故に、その人物像は、滑稽かつ美しく、可笑しくも雄々しい。 名優にして怪優、僕は韓流三國連太郎と渾名し、悦に入っているのだ。 映画「弁護人」は、韓国民の間で今なお絶大な人気を誇る、 故盧武鉉大統領の若き日のエピソードを描いた、実録映画である。 ソン・ガンホは役の荷の重さに、一度は出演依頼を断ったというが、 さすが韓流三國連太郎、すばらしい役作りである。 ![]() ソン・ガンホ演じる、主人公ソン・ウソクは、 商業高校卒で建設現場の土工として働きながら、 独学で司法試験を突破。弁護士資格を得て、釜山で事務所を開く。 超学歴社会の韓国でエリート弁護士として社会的名声を得るなど、 とても無理「金に高卒も大卒もない」と、金儲け路線をひた走る。 土地ブームで司法書士だけでは手が回らぬと、 弁護士にも登記代行が解禁となるやいなや不動産登記に精を出して、 所詮高卒、弁護士の風上にも置けないと陰口叩かれながらも大儲け。 大金を手にし、おんぼろアパートから、かつて土工時代、 自分がレンガを積んだ高層マンションへ、引っ越す。 鮮やかな小手の利いた演出に、舌を巻く。涙が滲む。 そして、今日は引っ越し祝いに外食しようと、 やはり土工時代、出産費用を捻出するために売り払った、 司法試験の学習書を買い戻すため食い逃げしてしまった、 母子家庭の営んでいる裏町の大衆食堂へ、家族を連れて行く。 この大衆食堂のおばさんが、これまた僕の大好きな韓国女優、 韓流千石規子キム・ヨンエで、名優二人の絡みが胸に沁みる。 陰口叩いていた弁護士連中も登記代行が儲かると判り、 雨後の筍のように乱立すれば、この商売はもう古いと、 「あなたのお金を守ります」「税金専門弁護士ソン・ウソク」 早々と新機軸を打ち出す。このゴキブリの如きバイタリティは、 今村昌平映画の登場人物のようだ。もう爆笑につぐ爆笑。 そして、この辺りから映画は急展開。 全斗煥軍事政権下で実際に起きた、民主化運動弾圧事件へ向かう。 食堂の一人息子が「釜林事件」の首謀者とされ、逮捕拷問に遭う。 人間の卑小さの権化、金儲け一筋のソン・ウソクは、おばさんに哀願され、 図らずも人権派弁護士として、国家権力と対峙する羽目になる。 おばさんへの義理で、勝算のない戦いを懸命に戦い抜くなかから、 ソン・ウソクの人間の偉大さが顕れる。がんばれ、ソン・ウソク。 卵で岩は割れない。しかし、卵は鳥に孵り、岩を飛び越えて行く。 この映画の重要な、重要な、メッセージだ。 監督脚本ヤン・ウソク、立派な仕事ぶりだ。 特筆すべきは、本作が製作公開されたのは2013年、 マスメディアも司法も朴槿恵政権に牛耳られた反動の時代である。 韓国映画人の勇気と、宣伝もままならぬ状態ながら、 本作を大ヒット上映させた韓国民の熱情を称えたい。 国家権力の手先として容赦なく弾圧に辣腕を振るう公安警督に扮するは、 このキャスティングがまた凄い、誰あろう、韓流渡辺文雄クァク・ドウォンなのだ。 父親も特高刑事で、朝鮮戦争で虐殺されたという設定。 敵役にも人間的背景がある、一筋縄ではいかない、見事な脚本だ。 公安の「アカ」への憎悪は骨絡みで、恐ろしさに身の毛がよだつ。 あまりの残忍さに、拷問で瀕死状態に陥った被疑者の、 救急治療を命じられていたキリスト教徒の若い軍医は、 信仰的良心から、弁護人側証人として証言台に立つのだがー。 裁判そのものは、ソン・ウソクのモデルとなった、 盧武鉉の敗北に終わる。しかし、韓国民の怒りは、終息しない。 一人また一人と立ち上がり、民主化運動のリーダーは盧武鉉だ、 遂に、民衆の力で、軍事独裁政権を打ち倒すのである。 一進一退を繰り返しながらも、韓国の民主化は、 着実に強靭さを増してきている。現大統領文在寅は、 盧武鉉の片腕だった存在だ。 翻って、日本は、どうだ。 日韓併合を侵略ではないと言い張る、 論壇誌「WiLL」の、政治動画「虎ノ門ニュース」の、 百田尚樹の、日本会議の、つまりは、安倍政権の、 国際社会では通用しない歴史認識が、国内を覆い始めている。 このまま推移するのなら、日本は、負ける。 韓国に、負ける。国際社会から、弾かれる。 血を流して自ら勝ち取った韓流民主主義と、 GHQ民政局から授かったまま唱えるだけの、 上っ面日本民主主義の差であろうか。 戦おうぜ。安倍政権は酷いたって、一応民主政権だぜ。 全斗煥軍事政権のように逮捕拷問されるわけじゃない。 なにをブルっているのか、めんどくさがっているのか。
by blog-blues
| 2020-02-11 23:38
| シネマ夜話
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