昨日、石牟礼道子死去す。
戦後日本文学の最高峰に「苦海浄土」を挙げる者多し。
小生も亦その一人なり。
最近では、町田康「告白」の文庫本解説が印象深い。
男持つなら熊太郎弥五郎と詠い上げる、河内音頭に共鳴する心根こそ、
石牟礼道子の心根なり。義の一文字である。
小生、安倍総理とその後ろ盾である日本会議が大嫌いであり、
唾棄すべき日本人と蔑んでいる。義の欠片さえ持たぬくせに、
口先のみ「美しい国日本」などと宣う、恥知らずな輩だからだ。
美しい国日本とは、石牟礼道子の作品世界に他ならぬ。
至高の文学者へ、小生如きが追悼を捧げるは烏滸がましいのだが。
旧稿「水俣と福島に共通する10の手口」への直リンを以て、
追悼に代えたい。合掌。
義によりて生つらぬかむ寒椿