人生に、タラレバは、禁物であるが。
もしも、小池百合子が、
見るからに悪相の松井一郎などと連携せず、
様子の好い細川護煕を顧問に迎え、リベラルの匂いをふりまき、
選別などせず民進党をまるごと合流させていれば、
今頃、日本初の女性総理誕生と大喝采を浴びていたであろう。
当然、百合子改憲は多くの国民の賛意を得て、成立する。
護憲派は、これに抗う術もなかったであろう。
彼女の失言は、護憲派にとっては、まさに、天佑神助であった。
安倍改憲であれば、まだまだ抗える。ひっくり返せる。
カルト右翼に担がれてるだけの軽くてパーな御輿なら、
NO PASARAN!道を塞ぐことは、十分可能だ。
もとへ。それが一転、奈落の底である。
希望の党からはもちろん、都民ファーストからさえも、
批難の嵐、怨嗟の礫。水に落ちた狗の如く、叩かれている。
僕は、この手合いが、大っ嫌いだ。
蟻のように蜜を求めて彼女に群がりながら、
露骨な手のひら返し。自らを省みて、恥ずかしくないのか。
小池百合子は、なに恥じることなどない。
おのれ独りの才覚と度胸を頼りに、絶頂へ駆け上がり、
上りつめるその寸前で、おのれ自身の驕りから、
奈落の底へ落ちたのであるから。
なんの実力もなく、ただただ総理の家系に生まれてきただけ、
無知無能無責任の安倍晋三とは、同じ極右でも、性根が違う。
邯鄲の夢か。まるで、春秋戦国の世の主人公である。
小池百合子。あんな女、ちょっといない。
ノーベル賞シンガーソングライター、
ボブ・ディランの最高傑作「Like a Rolling Stone」は、
彼女を歌ったナンバーだ。
♪~ Once upon a time you dressed so fine
You threw the bums a dime in your prime, didn't you ?
People'd call, say, "Beware doll, you're bound to fall."
You thought they were all kiddin' you
You used to laugh about
Everybody that was hangin' out
Now you don't talk so loud
Now you don't seem so proud
About having to be scrounging for your next meal.
How does it feel
How does it feel
To be without a home
Like a complete unknown
Like a rolling stone ?