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HDDに録り置き、お盆休みに鑑賞した。
封切り公開時、劇場で観て、深く感動した作品だ。 今平といえば、師・川島雄三譲りの重喜劇が持ち味だが、 井伏鱒二原作のホームドラマのせいであろうか、 いま一人の師・小津安二郎的な滋味もある。 当時、キネマ旬報に投稿した映画評を再掲してみたい。 もう四半世紀も前の感想ですが、再見後も同感でした。 何も原爆の話だからといって、 しゃちこばって観ることもないんじゃないか。 実際、私はこの映画の途中で何度も笑ってしまいました。 今村監督の「黒い雨」は、かつて重喜劇を標榜した この作家のライフワークにふさわしく、喜劇映画の相貌濃く、 おかしなシーンが頻出します。 主人公の重松は姪の結婚問題を心配するあまり、 「矢須子は黒い雨にあたっただけで、ピカにはやられておらん。 健康そのものだ。この通り、医者の証明書もある」と トンチンカンなことを本気で信じていますし、 戦争後遺症で脳に障害をもつ青年は、エンジンの音が聞こえるたびに、 座ぶとんを抱えてバスやバイクの車輪の下に挺身し、 「敵戦車一台、擱座!」などと声高らかに叫びます。 くり返される、この青年の奇態な条件反射は、 腹がよじれるほどおかしいのですが、同時に、 このような悲惨な出来事を笑って観ていられる平和な時代の自分、 それがどのような犠牲の上に立っているのかを 痛感せずにはいられないのです。 今村監督は観客の安易な感情移入を拒むために、あえて、 この厳粛なテーマをもつ話に「笑い」を仕掛けたのではないでしょうか。 スクリーンの前の私は、笑いながら立ち止まり、立ち止まっては考え、 またスクリーンを見続けることになります。 映画は、危篤状態に陥った矢須子を青年が抱き抱えながら トラックに乗り込み、田舎道を去って行くシーンで終わりますが、 青年の脳裡からエンジン音の恐怖を払ったものは、 矢須子への愛であり、矢須子の青年への愛であることは 言うまでもありません。そして二人の愛は、 地主と小作という戦前の階級制度を超えるものであり、 被曝、敗戦に意味があるとすれば、そういう時代を開いたことだと、 映画は訴えていたように思います。 ラストシーン直前の主人公、重松の台詞 「正義の戦争より、不正義の平和のほうがええ」にあるように、 今村監督の「黒い雨」は、戦後民主主義に対する絶対的な評価であり、 それは同時に、被曝、敗戦体験の風化に対する芸術家としての 真摯なレジスタンスの発露であったと思います。 いやー、僕の思考や感性は四半世紀変わらないなあ。 戦後民主主義って、奇跡のようにすばらしいと思う。 もちろん、米国の占領政策であったことは否めない。 それを擬制というのなら、真制にしようじゃないか。
by blog-blues
| 2015-08-19 10:30
| シネマ夜話
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Comments(3)
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通りがけ
at 2015-08-25 21:59
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「安倍媚べ犬アッチ池ー(笑)」
ラターシュに魅せられてさんところへ書き込みました。 「支持率激減? まだ4割も支持してますよ。 腹割って話しますがね・・年末に衆議院を解散するつもりです」 安倍晋三 安倍がNHKを支配していると皆さん勘違いなさっておられますが(笑) 安倍晋三は親晋太郎の政治力と金の悪用でようやく小学校を裏口卒業(笑)できたほどの出来んぼだったのです。 かたやNHKはバリバリの東大卒です。 常識で考えればどっちが支配する側かどっちが操られてるのか小学生でもすぐ判りますね(笑) そう、安倍晋三だけではない戦後世界中から三流政治一流経済と呼ばれたユダヤ人フリーメーソン日本国占領3S政治を先頭に立ってひっぱってるのは、開局最初の放送が米ユダヤ人フリーメーソン大統領アイゼンハワーの就任式であるという根っから生まれついてのユダヤ人フリーメーソンGHQ放送局NHKなのです。GHQがアメリカへ帰国してからはアメリカの親玉イスラエルが日本に大使館を置いて日米地位協定に替わる外交官治外法権ですべてのNHK放送コンテンツと受信料収入年数兆円以上を完全支配しています。 NHKには高学歴者を集めているから、安倍晋三に限らず戦後吉田茂内閣以降の日本三流泥棒官僚政治日本病政治をイスラエルの戦争犯罪偏執狂一神教悪魔カルト王フリーメーソンユダヤ人の思うままに政治家を金と暴力で傀儡にして大和魂武士道日本人に対する弾圧苛酷政治をしいてきました。 まっそのー、イスラエル悪魔の全力をあげた邪悪なコントロールが唯一人全く効かなかったのが人類史上空前絶後の武士道大君子偉大な大和魂田中角栄総理でしたが。
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通りがけ
at 2015-08-25 22:00
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あの御巣鷹山JAL123便撃墜事件でも,一報を聞いて腰が抜けたほど腹が据わっていなかった中曽根があのように完璧な報道統制隠蔽指揮が執れる訳がありません。あの隠蔽を主犯となってやり遂げたのがNHKそのものなのです。NHKがJAL123撃墜の主犯だからこそ予定外の高浜機長の名操縦にも即応できてすべての情報を隠蔽できイスラエルフリーメーソン戦争犯罪の真実を闇に葬るインサイダー隠蔽報道が出来るのです。NHKが主犯でなければ、他の誰が事件発生直後からあのような完全にrealtime隠蔽統制報道が出来るでしょうか。中曽根ではなく、NHKこそが123便撃墜の動機も機会も手段も完備した主犯真犯人です。
参照:れんだいこのブログ 2015年8月11日 (火) 1985日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故事件考その2 2010.8.16日 【「1985日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故事件」についてのれんだいこ見解その1】 つまり、現在安倍バッシングが激しいのは,本当はNHKが安倍を支配しておつむの弱い可哀相なしんちゃんに売国総理をやらせたのに,それを国民に対してばれないように隠すためにフェイクで安倍晋三がNHKを支配したと見せかけるマルチスピンディスインフォメーション報道を統一電通にも命令していっせいにやらかしてるだけです。日本人から受信料を詐取しながらね。 ほんものの宇宙最悪の悪党地球の悪魔戦争犯罪偏執狂は、NHKです。 くれぐれも、日本人の皆さんお間違えの無いように(笑) もちろん、311でスピーディ情報を隠した主犯も、毎年数兆円の受信料を詐取している皆様のNHKです。
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blog-blues at 2015-08-26 09:45
「通りがけ」へ。コメント、ありがとうございます。
なにがなんだか、わかりませんが、田中角栄が戦後政治史上、特筆すべき総理であったというご意見だけは、同感です。あとは、いわゆる「陰謀論」ですね。申し訳ない、僕は、それには、なんだかなあ?です。
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