僕が一票を投じた、緑の党公認候補は、落選してしもうた。
残念な結果ではあるが、結果以上に残念なのは、
緑の党が自らのアイデンティティである「脱経済成長」の主張を
強く訴えないままに、敗れ去ったことである。
今回の統一地方選挙で、緑の党が強く訴えたのは、
「政治を市民の手に」である。眠たくないですか。
そのような主張なら、生活者ネットがあるじゃありませんか。
二番煎じは、魅力ないよ。応援する気が、一気に萎えました。
安倍自民党の政治が、酷い。失政、悪政なんてレベルじゃない。
苛政といっていい。生き死にを迫られる国民も少なくないはずだ。
そうした現今の情況で「政治を市民の手に」って、なんだかなあ。
えらくノンシャランってゆうか、もっと厳しくいえば、
いい気なもんだぜ。ってなことに、ならないだろうか。
現今、安倍自民党とガチで戦う気なら、共産党支持の一手だ。
安倍さんおかしいよと思う国民の多くは、そのように判断している。
然るに、先般の衆議院選挙において、緑の党は、党の推薦候補リストから、
共産党を排除していた。政治的センスを疑われる選択であり、その判断の拙さが、
緑の党への期待感を大きく削ぎ、今回の惨敗を招いたのではないだろうか。
尤も、共産党支持は、あくまで対処療法である。
共産主義もまた資本主義同様、経済成長こそを金科玉条とする、
19世紀、20世紀のイデアだ。そらまあ、その時代の思想ですから。
安倍自民党が、ってゆうか、日本のエスタブリッシュメントが、
格差社会・戦争国家への道に、はっきり舵を切ったのは、
もう、その道しか、経済大国日本を保持する術がないからだろう。
アベっちの「この道しかない」発言は、エスタブリッシュメントの代弁として、
正鵠を射ていたのですね。ま、本人は情念に駆られ、口走っただけと思われますが。
格差社会・戦争国家への道を拒否するならば、
経済大国日本を返上するほかないだろう。
脱経済成長、脱資本主義の道を歩み始めることである。
全世界の注目を集めている、政治経済学者の指摘通り、
資本主義の本質は搾取にあり、搾取の対象が、日本においては、
今や国民に向かっているのですね。それを諒としないのであれば、
脱経済成長、脱資本主義の道を歩み始めるしかないっしょ。
緑の党のアイデンティティは「脱経済成長」である。
経済成長に依らなくとも持続可能な循環社会の建設である。
めっちゃプログレッシブではないか。断然カッケーよ。
その理念は、緑の党の魁「みどりの会議」の主宰であった、
中村敦夫の著書「さらば、欲望の国」に、高らかに謳われている。
この著書こそ、平成の船中八策であり、日本と世界とを幸福に導く、
21世紀の羅針盤であると、僕は、信じて疑わない。今こそ、緑の党は、
「脱経済成長」の旗を翻せ。緑の革命をやらかそうじゃないか。
それで戦って負けたって、清々しいもんさ。不戦敗は、やだよ。
「脱経済成長」を英語でいえば「NO GREEN NO LIFE」である。
長いMCでした。では、最後に一曲、ご披露仕るでござるよ。
♪〜 NO GREEN NO LIFE NO GREEN NO LIFE
いのちをつなごう 緑の力で
いま若者は みどりの道をゆく 生きさせろ生きさせろと 声あげながら
いま女たちは みどりの歌うたう 泣かない女はいない 世界を変えるため
いま男たちは みどりの人となる 優勝劣敗の 鎧をぬいで
いまオキナワは みどりの風をよぶ 遥かなニライカナイ 平和を求めて
いまフクシマは みどりの故郷おもう 原発放射能 もうたくさんだ
いま私たちは みどりの種をまく 消費社会から 循環社会へ
NO GREEN NO LIFE NO GREEN NO LIFE
いのちをつなごう 緑の力で 未来へつなごう 緑の力で
NO GREEN NO LIFE NO GREEN NO LIFE