唄うは「宮奴はるみ」である。思わずYouTubeの画面に向かって、
「都ォ~」じゃなかった、「宮奴ォ~」とコールしていた。
60年代末、あれほど吹き荒れたメッセージソングブームの担い手、
岡林信康や高石友也、西岡たかし、高田渡は故人、
加川良、なぎらけんいち等が、ウンでもなけりゃスンでもない、
気を吐いているのは加藤登紀子、お登紀さん一人きりというテイタラクの中で、
無名の関西フォーク生き残り、ヒポポフォークゲリラが、
怒りの唄の飛礫を放ちつづけている。
その
ニューリリース「原発しぐれ」を昨夜初めて聴いた。
言わずもがな、浪花ド演歌の名作中の名作「大阪しぐれ」の
反原発替え歌ヴァージョンである。
♪~こんな土地で生きてくなんて できないと
故郷(くに)を捨てたの福島 未練がのこる
あんなものさえなければ今も 住めたのに
怨むことさえむなしい 原発しぐれェ~
♪~誰かのために原発はあるの 許せないわ
やればやるだけ誰かが もうかるしくみ
地震、津波が襲ってきても だいじょうぶ
だましつづけたやつらの 原発しぐれェ~
♪~つくりつづけるそのわけ聞けば 金のため
人の命とひきかえ 吐き出す廃棄物
捨てる場所さえままならないの いつの日か
逃げる場所さえなくなる 原発しぐれェ~
深く胸に染みた。演歌は怨歌だ。虐げられ、踏みにじられ、
泣いて暮らすしかない、無力な庶民大衆の怨み、つらみを、唄った歌だ。
ヒポポフォークゲリラのこれまでの作品は、笑いが勝っていたが、
「原発しぐれ」は、怒りが勝っている。住みなれた故郷を追われた、
福島の人々の気持ちに、ベタに寄り添っている。
本歌を浪花ド演歌に求めた、当然の帰結であろう。
僕らの怒りは、かなりなものだ。
官邸前の正規軍デモ隊が勢いを増し、
ヴァーチャルゾーンの遊撃ゲリラ戦士が暴れ回る。
多くの同胞が土地を奪われ、苦しみと悲しみの真っ只中にいながら、
再稼働ってなんだよ。福島原発からは、今この時も、放射能がダダ漏れじゃないか。
原発経済成りて万骨枯る、かよ。ザケんじゃねえ。
紫陽花革命。もしかすっと、ひょうたんから駒ってことに。
WE SHALL OVERCOME!愛国心は、僕らの側にある。