僕を動かしたのは、マスコミである。そういう人は、随分いたと思う。
えっ、あなたも。そうですよね、あまりと言えば、あんまりだもの。
毎週金曜日、官邸前で、原発再稼働反対のデモが継続的に行われていることは
知っていたが、6月15日1万人を集めたことは知らなかった。
毎朝、新聞に目を通すのだが、ただの1行も書いてなかったからね。
後刻、インターネットで、その事実を知った。
マスコミが報道しないのは、アイリーン・美緒子・スミス氏が喝破した
「水俣と福島に共通する10の手口」の中の7、「被害者を疲弊させ、あきらめさせる」に
則ったものだろう。これに抗うのが、花金シリーズデモだ。義に由って助太刀致す。
福島の被害者とその側に立つ国民があきらめるか、
マスコミを先兵とする「システム」が音を上げるか、
1万人でダメなら5万人、5万人でダメなら10万人だ。その1人になろうと思った。
6月22日は、4万5千人集まった。マスコミの中にも、再稼働反対の仲間はいる。
少しだけだが、報道もされた。NHKは依然、見ざる聞かざる言わざるだが。
6月29日は、何万人集まるだろうか。NHKの牙城は、崩せるだろうか。
うわははははは。一大決戦である。それが、全然血なまぐさくないのよ。
筋金入りの左翼からすれば、なんちゃってデモである。花金、仕事帰り、
ちょいと官邸前まで再稼働反対デモに。粋じゃござんせんか。あなたも、おいでよ。