僕が思う、糸井重里の最高傑作コピー
「純文学がいちばんアブナイんだ。」を地でいく
小説家に出逢った。西村賢太だ。
あー、ものを投げないでください。
芥川賞受賞のニュースで知り、興味をそそられ、
町の図書館へ走ったのだが、1册も蔵書がなかった。
それで見送っていたのだが、3月10日付毎日新聞の夕刊に、
長いインタビュー取材記事が載った。その中で、
「何のそのどうで死ぬ身の一踊り」なる句が紹介されていた。
劇しく惹かれ書店へ急行した。
平積みされている芥川賞受賞作はパスし、
講談社文庫『どうで死ぬ身の一踊り』を購った。
一気に嵌まった。
あー、罵声を浴びせないでください。
表題作を読み、併録の「墓前生活」を読み、
もうチェーンリーディングですよ、
新潮文庫『暗渠の宿』を購い、
運行制限の通勤電車の行き帰りの中で「けがれなき酒のへど」を
腹の捩れる爆笑と胴震いする緊張に襲われながら、
読み了えたところです。
誰しもが驚くことだが、よくもまあ、こんな男が、
平成の世に、存在していたものだと思う。
デオドラント市民社会のデストロイヤー、西村賢太。
恐るべし。