|
カテゴリ
以前の記事
2010年 02月
2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 最新のトラックバック
最新のコメント
リンク
検索
うわさのキーワード
|
図書館に予約を入れて、半年ほど待って、1日で読了した。
随分と評判になった、和田竜「のぼうの城」である。 豊臣VS北条に於ける、武州忍城の籠城戦を描いた時代小説といえば、 天才山田風太郎の忍法帖シリーズでも屈指の傑作「風来忍法帖」が、思い浮かぶが。 本書も十分面白い。僕の胸を熱くしてくれた。 もちろん、元々は映画脚本として書かれたものであり、 文学的な完成度から見て、瑕を指摘するのは容易いが、 それを補って余りある、作家の叙志である。これに、痺れた。 石田三成を総大将とする豊臣方二万の軍勢に包囲された、北条方の支城、 忍城五百の将兵を預かる城代でくのぼう様、略してのぼう様、成田長親が、 和戦いずれかを下問する驕慢な軍使長束正家に対し、戦場にて相見えると宣う。 『強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限なく虐げられ、 踏みつけにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけが くるくると回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅をきかす。ならば 無能で、人が良く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。 「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」長親は決然といい放った。』 よーし!異議なーし!侠気である。一寸の虫にも五分の魂である。 本書は、多くの人心を捉えたというが、どっこい庶民大衆の心意気は、 功利万能の新自由主義下の平成にっぽんに於いてなお、 命脈を保っていたという証左であろうか。うれぴー。 この後につづく、籠城戦の攻防が、また手に汗を握らせる。 就中、絶体絶命の水攻めを打ち破る、長親渾身の奇策「田楽踊り」が、 か、か、かっけー! そして孤軍奮闘、最期の最期まで城を護り抜き、 本城小田原落城の報を受け、遂に開城するのだが。 城明け渡し場面での長親と三成の対決が、これまた胸のすく欣事である。 これほど格好良く描かれた石田三成を僕は知らない。 まるで、勧進帳に於ける、弁慶と富樫である。 こうでなくっちゃね。人は情けと男伊達なのだ。
タイトル : “食”がいのちを救う
この題でクローズアップ現代(10月29日)の放送があった。 現代、「食に興味をもたない」若者が増えている。効率的だと好みの菓子を食べ、サプリメントを食事代わりにする。自分では異変に気付かず、献血などの血液検査でそれを知る。 食事に異変が起こっていることは知ってはいたがここまで重症と私は思っていなかった。 何年か前、夕食に簡単な食事を摂るために喫茶店に入ったことがある。そのときある若者がコーラと菓子を食事代わりにしているのを眼にし、驚いた記憶がある。あれから3年くらい経過している。 「食材......more
タイトル : 核抜き本土並み返還を真剣に考えていたのか
普天間基地移設に関して、鳩山内閣は明日の米オバマ大統領との会談では踏み込まないとの報道がなされている。もっともシンガポールで行われたクリントン・岡田の日米外相会談では「 普天間の早期決着で一致 」との報道もなされている。最後は、「私が決めます」 と鳩山(由)首相は述べているのであるから、落としどころを探ってはいるのであろうが、落としどころ云々ではなく、 鳩山氏の気持ちひとつ でしかないように思えてならない。 それが、良いことなのか悪いことなのかは結果を見ないことには何とも言えないことも事実で......more
タイトル : ミュージック・ブレス・ユー!!‖津村 記久子/著‖角川書..
昨日、ミュージック・ブレス・ユー!!‖津村 記久子/著‖角川書店を読了 先月10/31の終わりに津村さんの講演会でお話を聞いていたので、なんだか面白かった…講演内容の雑感は「さよなら10月 ようこそ11月」と「「週刊ブックレビュー」的講演会~咲くやこの花コレクションVol.5~」…ほんの1時間半でお人柄がわかるとは思わないけれども、ミュージック・ブレス・ユー!!のあちらこちらに津村 記久子さんがいるような感じ…この子は「津村 記久子」さんの外見かぁとか、この子って「あんな…どこか不器用だけど慣れ......more
タイトル : sv400s_dracin読書日記…買物編
仕事帰りに古本屋に寄る…自転車通勤なので極楽極楽…意味不明… 古本屋で購入の巻 ほとんど図書館で賄うんだけど、ごくまれに購入する…それでも、読んだら売りますけど…図書館に至る流れは以下、本屋で手に取る→作者を確認→帯を読む→あらすじがあれば、読む→ニヤニヤする(キモい…反省)→欲しい→メモに取る→図書館のHPを見る→予約数を確認→少なければ、予約、多ければ、とりあえず、図書館予約用メモ帳へ転記 で、本日は連れ合いから「残業だぁ〜」とメールが着たので、「う〜ん、本屋へ行こう」と…「残業」との......more
タイトル : 継承ー奥右筆秘帳(講談社文庫 う57-4)‖上田 秀人/..
継承ー奥右筆秘帳(講談社文庫 う57-4)‖上田 秀人/[著]‖講談社‖2009.6 読了「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」(宝島社)ベストシリーズ第1位の最新刊 気がついたら、この方の小説は全シリーズ読んでるわ…「三田村元八郎」「織江緋之介」「勘定吟味役異聞」と時代小説シリーズとしてはどれも短めなのがこの人の特徴…読みやすくて、シリーズを通してストーリーがあるので、連作物とは違った面白みがある…って、読めば分かる…と途中放棄… 今年に入って「織江緋之介」「勘定吟味役異聞」の2本が終わっ......more
タイトル : 恨みっこなしで、別れましょうね♪
だんだんと貿易風の季節らしくなってきている今日この頃、ひさびさにチョメ家の哲学犬ラッキーくんに、昨今のもろもろの「関係」について、ご意見を伺った。そうだなあ、ニンゲンの男や女にも、互いに好きでもないのに利用しあうだけのためにくっついてるような連中も多いみたいだ。オレとチョメみたいに、ふだんは互いに不干渉、好き勝手にやってるようでも実は信頼しあってるって関係のほうが、むしろ今の世の中じゃ少ないのかもしれないね。もっとも、オレだって奴がオレにメシ食わせる義務を怠ったら、老いた身にはしんどいが、またとっとと......more
タイトル : ドキュメント高校中退 -いま、貧困がうまれる場所-‖青砥..
ドキュメント高校中退 -いま、貧困がうまれる場所-(ちくま新書 809)‖青砥 恭/著‖筑摩書房‖2009.10を読了この貧困スパイラルを見よ 休みの日に読む本ではないような…ちょっと前に積読しといた本を昨日の夜というか、夜中から明け方に一気読み…はっきり言って、日本は子供に対して冷酷…日本の子供への政策がお粗末なのは、悲しくなるくらいだというのは、「子どもの貧困 -日本の不公平を考える-(岩波新書 新赤版 1157)‖阿部 彩/著‖岩波書店‖2008.11」を読むとよくわかる…その施策が何を生み......more
タイトル : のぼうの城∥和田 竜/著∥小学館∥2007.12
のぼうの城∥和田 竜/著∥小学館∥2007.12(100123読了)そもそものきっかけは… この本を知ったきっかけは、BLOG BLUESさんの記事です…BLOG BLUESさんさんの『のぼうの城』の書評は秀逸ですので、ぜひそちらを一読をお勧めします…のぼうの城万歳! そんなわけもあって、読む前から期待感一杯でした…おまけに時代小説なのに本屋大賞2位!…本屋大賞って、評価が分かれる賞だけど、それでも、面白い小説を探すなら、ここのベストテンをよむだけでも、十分なので、「このミス」とともに私は好き......more こんにちは sv400s_dracinです blogbluesさんは書評がうまいですねぇ…本職の方ですか?…つい、釣られて予約しちゃいます…予約数が96件もあったので、有名なんですねぇ…和田竜という方は初見ですけど…おそらく半年後位には私に回ってくるでしょうから、それまで首を長くして待ってます…では 「デラシネ」へ。コメント、ありがとうございます。『blogbluesさんは書評がうまいですねぇ…本職の方ですか?…つい、釣られて予約しちゃいます…』ワオ!文芸ブログを自称してますが、お墨付きをいただいちゃった。めっちゃ、うれしい。
『予約数が96 件もあった』僕のときも、そうでした。もう経済事情が悪くてね、新刊本に手が出せない。あちゃ。でも、図書館予約で本書が大人気だってことは、勝ち馬に乗るばっかの御時世に、みんな失望と怒りを覚えてるんだろうなあ。本書を読めば、胸がスカッとするもんね。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||