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ブログ仲間の「dr.stoneflyの戯れ言」がいち早く取り上げていて、
そこへ長文のコメントを投稿したのだが、言い足りないので、 エントリーUPしたい。下掲は、数日前の毎日新聞朝刊社会面より。 クソったれな吉祥寺市民から、思い返しただけでも腹立つのり! 訴えられた、まことちゃんハウスのことである。「dr.stonefly」が どっちもどっちみたいな感想を述べていたので、僕は、法的にも まことちゃんが正しいことを証明するため、自由の本質である 「愚行権」という権利概念を持ち出したのだが。 もとより、僕の怒りの本質は、法的なものではない。 僕はロケンローラー。人間精神の躍動を最も貴重なものだと考えている。 国家権力を動員してまで、まことちゃんハウスの壁を塗り替えようとした 吉祥寺市民の行動は、それを殺ぐものであり、クソったれの所以だ。グワシッ !! まことちゃんは、世界に冠たる日本の漫画文化を担っている存在だ。 「たかが漫画家」かも知れないが、芸術に連なる人間だ。美の本質、 文化の本質をたとえ言葉では説明できなくとも、心底理解しているだろう。 仮にまことちゃんの自宅が漆喰の美しい白壁連なる倉敷の町並にあったなら、 まことちゃんは、ペンキで紅白だんだら模様に塗ったりするものか。 そのまことちゃんの目に、吉祥寺の住宅街はどう映ったか。何て画一的で 面白味がないんだろう。これじゃ精神が萎んじゃうぜ。ここは同化でなく、 異化でいきまっしょいと確信したことだろう。グワ〜シ !! 芸術をほんの一口でも齧ったことのある方なら、承知だろう。異化こそは、 芸術表現に於ける最も重要な効果の一つで、人間精神の躍動を促すものだ。 画一的な住宅街に出現したまことちゃんハウスは、異化以外の何物でもない。 このハウスの良さがわからないなんて、とうさん、あんたは不幸な人だ! 「異化」といい「人間精神の躍動」といい、僕は、西洋近代の概念を引いていますが、 あにはからんや、これは日本の伝統文化でもあるのです。国学の最高峰本居宣長曰く 「すぐれたるとは、尊きこと善きこと、功しきことなどの、優れたるのみを云に非ず。 悪きもの奇しきものなども、よにすぐれて可畏きをば、神と云なり」。 これが、伝統的な感受性なんだけどなあ。 日本の漫画文化を担っているまことちゃんは、直感でわかってる。 とんまつり大好き人間のあなたも感応するだろう。だが。 訴訟を起こした吉祥寺市民は、高学歴で生活水準も中流以上なんだろうが、 てんで本質をわかっちゃねえ。そのくせ、権威は大好きなんよ、この手合いは。 紅白だんだら模様の家を建てたのが、「たかが漫画家」のまことちゃんでなく、 「世界的建築家」の安藤忠雄だったら、そのリアクションは、 天地ほども違っていただろう。 いえ、それは誹謗中傷です。私たちは、そりゃ画一的かも知れませんが、 何の変哲もない住宅街の、その穏やかさこそを愛しているのです。 奇抜なものは精神衛生上よくありません。嫌いです。認められません。 というのであれば、立派なものだ。小市民の美学であろう。しかし、 そうした慎ましさを愛する美しい小市民ならば、「景観利益」などと小賢しい リクツを持ち出し裁判に訴えるような不調法は決してしない。何て悪趣味かしらと、 心の中で軽蔑して、あるいは面と向かって罵って、仕舞いにするはずだ。 僕は、成瀬巳喜男の美しい小市民映画の大ファンだもの。断言できるさ。 吉祥寺の住宅街で「景観利益」とは、ヘソ茶ですな。笑わせるぜ。ったく。 倉敷の町並が護られるべきなら、吉祥寺の住宅街だって護られるべきだ、 倉敷も吉祥寺もそこにくらす住民にとって価値に上下はない、等価だと、 本気で思っているのでしょう。物を知らない、恥を知らないってえのは、 かくも強いものなんですね。自分を棚に上げ、脱帽。 なして、そげんこつが言えっとでしょか。文化ゆうもんは、もっとすごかもん、 長い歴史ば経て、大勢の人々によって大事にされ伝えられ、それゆえ今ある 私んたちの心ば、美しかもんにしてくれるもんじゃなかったとですか。いつから 日本は、こげん畏れば知らん、道理ば通らん国になってしもたとですか。 前回エントリー 「日本語が亡びるとき」とともに 昨年の書評欄を賑わせた著書に、 長部日出雄の「古事記の真実」がある。 著者は戦後民主主義の信奉者として 知られるが、そのとどのつまりが、 権利自由を楯に横車を押し通す、 畏れというものをまったく失した日本人、 日本社会であるという どーしょもない現実に深く絶望し、 その依って来たる遠因を かつて日本国中の町々村々にあった、 土地土地の産土神を奉った 鎮守の森の消滅に求めている。 単に自分の趣味に合わないだけのものを排撃するために、 国家権力まで動員して憚らない吉祥寺市民の行動に、僕もまた、 怖気を感じるのであるが。これも、戦後民主主義のとどのつまりであろうか。 もしそうだとしたら、何て可哀想な戦後民主主義であることか。 僕らは、どこで、どう、間違ってしまったのか。
by blog-blues
| 2009-02-04 12:12
| 文学の風
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Comments(18)
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from 愚樵空論
at 2009-02-04 20:43
タイトル : 知識
理性に叛旗を翻す(笑)、2009年冒頭のエントリーです。〔知る〕ことと〔識る〕こと。「知」と「識」の文字は合わさって「知識」という言葉になります。現代では、「知識」は〔知る〕ことの基礎的なもの、〔樽..... more
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from ミクロネシアの小さな島・..
at 2009-02-06 09:27
タイトル : カヌーが台船に乗って帰ってきた!
1月26日にヤップからパラオに向けて出航したカヌー2艇は、きょう(2月5日)のお昼過ぎ、なんと台船に乗っかってパラオからヤップに戻ってきた!(参照) カヌーでちょっくらパラオまで カヌーはパラオに到着!1月29日の到着後たった数日のパラオ滞在で、2月1日にはすでに台船に乗って出航したというから、ずいぶん手際の良いことだ。 それでもヤップには詳しい状況はほとんど入って来ず、やれヤップデイまでには帆走で帰ってくるさだの、カヌーが修復不可能なほど壊れただの、パラオで直すだの、クルーだけ一度ヤップに...... more
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from JCJ神奈川支部ブログ
at 2009-02-11 14:48
タイトル : 表現することでの「救済」〜民族派ロッカーの映像作家の交..
表現することでの「救済」 ~民族派ロッカーと映像作家の交流、『新しい神様』~ 「こんな世の中、どこかおかしい」「自分はこの時代と合わない」、そういう思いを抱く若者はいつもいた。彼ら、彼女...... more
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dr.stonefly
at 2009-02-04 13:46
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いや〜、エントリーを挙げましたか。
怒りのツボに嵌まってますね。 また気楽なことを書くと油に火を注ぐかもしれないのですが、TB頂いただいたこともあり、まことちゃんハウスをピックアップする希有なブログ同志(仲間)としてコメントさせていただきます。 まあ、あれですわ。アニキの言わんことは解る。 >単に自分の趣味に合わないだけのものを排撃するために、国家権力まで動員して憚らない吉祥寺市民の行動 これに対する怒りは同感です。(吉祥寺市民じゃなくても) 同じ構図の問題でも別件であれば、ワタシも怒りを露にすることもある。これまでも、誰も怒ってないのに一人でカリカリとしていたエントリーはいくつもある。 でも、ワタシにとっては、この件はそれほど「怒りのツボ」に嵌まらなかった。
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dr@つづき
at 2009-02-04 13:46
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怒りのツボは、肌感覚なので明確な説明はできませんが、吉祥寺にリアリティがないからかもしれないし、並んでいる家がまことちゃんハウスも含め豪邸ばかりだったからかもしれない。思いっきり個人的感性で、アニキの言う怒りの本質から離れるのですが、まことちゃんハウスにパッションもアートも感じなかったからかもしれません。楳図かずおのマンガは好きなんでだけど、あのハウスには余り感じるものがない。
まあ、何れにしても「怒りのツボ」に嵌まらなかったのは事実です。ってことは、ワタシはロケンローラーでもアーチィストじゃない、ってことになっちまうのかなぁ。orz 自称アーチストとしては、ちょいと悲しい。
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kuroneko
at 2009-02-04 14:21
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ドクタンのとこの写真のほうがカラーがわかり易いけど、建物左側の半円形のでっぱりがあるでしょ。縦長の窓のついているの。あそこを青に塗って星を散らして、星条旗デザインにすれば世界的ニュースになったのにね。で、誰も「星条旗ハウス」と呼ぶ。これだと、「革新系」の人は怒るかも。(んなわけない?)
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blog-blues at 2009-02-04 14:38
「dr.stonefly」へ。やあ、らっしゃい。いやー、今回は先越されたなあ。僕も狙ってたんだけどね。でも、そっちのコメント欄が充実してたからね、何で自分は腹を立てたのか、考察が深まった。こうゆうのが、独立愚連隊の連帯だね。どうもありがとう。僕も兄弟も大っ嫌いなデオドラント市民社会てえのは、『すぐれたるとは、尊きこと善きこと、功しきことなどの、優れたるのみを云に非ず。悪きもの奇しきものなども、よにすぐれて可畏きをば、神と云なり』ここんとこが、わかっちゃない。ポジティブな天照大御神がいて、ネガティブな須佐之男命もいるってえのが、日本文化の面白さ豊饒さなわけでさ。ネガを追放してポジだけにしちゃあダメだ。反日ですよ。って、拡大解釈し過ぎかしらん。
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blog-blues at 2009-02-04 14:55
「みんななかよく」へ。コメント、どうもです。ま、キーボードの勢いで「異化」なんて言っちゃいましたが、ただ外壁が紅白の縞模様ってだけでね。建築表現としては、全然大したことないっす。個人住宅でももっと面白いものがいっぱいあるんですけどね。
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青山襄
at 2009-02-04 23:21
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初めまして。
吉祥寺市民の中でも一部の人間が騒いでる事ですしねぇ・・・。 訴えた人たちはよほどの自分たちの町並みに誇りを持っていたのか、それとも異分子が自分たちの街に入ってくることが嫌だったのか…。 自分の趣味に合わないモノを嫌うのは勝手かもしれないけれども、国家権力を使ってまで排撃しようというまでになるとおかしい話になってきますね。 最初は町並みに合わないような建物だったとしても、何十年か立てばどんな奇抜なものだったとしてもその町並みにとけ込んでいきます。それは気の長いことですが、その気の長さを失った吉祥寺市民に今の日本の行く末を見るのは気のせいだろうか…。 こんな拙いコメントを書く人間ですが、これからよろしくお願いします。
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blog-blues at 2009-02-05 12:59
「青山裏」へ。はじめまして、ようこそおいでくださいました。情理に適ったコメント、とてもうれしいです。ま、原告は2人だけだったっていうし。「吉祥寺市民」と一括りにされるのは心外、自分はまことちゃんハウス歓迎ですとお怒りの方いるでしょうね。そうした方には、深謝です。ごめんなさい。こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。ぜひまたお越しください。
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abi.abi
at 2009-02-06 01:50
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blog-blues at 2009-02-06 12:19
「クリームな日々」へ。ようこそ、いらっしゃいませ。紅白の縦じまというと、染太郎染之助の世界ですな。ま、おめでたくて結構ですが。まことちゃんはね、紅白横じまなのら。
こんちは。この判決は素直に良かった、と思います。
しかし結構前から報道されてましたが、あまり話題にもならず、原告側の主張も通らず。景観云々ってのは結局「一般的に認知されてるかどうか」でしょうねぇ。個人の趣味と公共性の問題ってのは、まぁそれだけで済む問題でもないですけど。いずれにせよ、このケースは言うなれば「クラスの優等生(金持ち子女?)たちが作ったガキンチョローカルルールに従わない転校生のことを先生に告げ口したは良いが、『そりゃ無理だよ、みんなのルールじゃないでしょ』と言われた」って感じですか(まわりくどっ!)。 標高600mの谷あいのわが町にも、「アメリカンハウス」なる西海岸風ピンクの豪邸がありますが、みんな特に文句言わず冷ややかに見ています。それ以上、しようがないですよねぇ。俺のメタルTシャツも、きっとそんな風に見られてるんでしょうね。「脱げ!」って裁判沙汰にされても困りますし(笑)
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blog-blues at 2009-02-06 17:14
「ベースケ」へ。コメント、アリガト。『標高600mの谷あいのわが町にも、「アメリカンハウス」なる西海岸風ピンクの豪邸がありますが、みんな特に文句言わず冷ややかに見ています。』さすが教育県で知られる長野県民。訴訟を起こした吉祥寺市民とは、教養が違うね。しかし、わが谷は緑なりきの地に、西海岸風とは、おもいっきし悪趣味なのら。
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とっぺんぱらり
at 2009-02-06 23:28
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ワシなら、まことチャンには悪いが、純日本風の広大な庭園に囲まれた桂離宮風か、成金趣味の金閣寺もどきや名古屋城もどきにしとったな。
どうや、これでも裁判しとったか、吉祥寺のオバハン? 内緒やけど、ワシは経団連の前会長や(笑)
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とっぺんぱらり
at 2009-02-08 18:17
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わしらには、世界遺産級?なんかと勘違いしとる「瀟洒な住宅」なんぞチャンチャラお笑いじゃ。
わしらは、本茅葺・囲炉裏・電気無し・薪炊飯・土間づくりの、日本伝統に即し、かつ「環境=人間」に優しい「合掌造り」で乗り込む。文句あっか? ただ、建築費が・・・てめーらの小市民住宅の10倍はかかるんで、「裁判費用」なんかに金を出すくらいなら、わしらの合掌造りに募金してくれ。その方があんたらの評判を上げる。って言っても芸術も文化もわからん奴には“豚に真珠”“馬の耳に念仏“か(笑)
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blog-blues at 2009-02-09 12:25
「とっぺんぱらり」へ。またのご来店、ありがとうございます。うわははははは。怪気炎ですなあ。『わしらには、世界遺産級?なんかと勘違いしとる「瀟洒な住宅」なんぞチャンチャラお笑いじゃ。』いやーまったく、左様でござるが、そこまで手厳しくなくとも。ま、ま、一献。
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×第二迷信
at 2009-02-11 00:06
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>漆喰の美しい白壁連なる倉敷の町並
倉敷は、「美観地区」という、いわば「非生活的なところ」に並んだのが白壁で、一般住民の家がそんな美的な家じゃないんですよね。実際は。 ヨーロッパにいけば、フィレンツェのように、規制の厳しさと並んで、補助もあるような街で、住民ぐるみで歴史的景観を維持してるところはいっぱいあるんですがねー。
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blog-blues at 2009-02-12 14:44
「第二迷信」へ。コメント、ありがとうございます。吉祥寺の住宅街など、真っ当な美意識の持主なら、とても古都フィレンツェのような『歴史的景観』とは思いもよりませんよ。然るに、フィレンツェでは『住民ぐるみで歴史的景観を維持してる』わが住宅街もそうしましょう。ってな夜郎自大がいるんでしょうな。
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×第二迷信
at 2009-02-12 22:12
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ついでに。
「歴史都市」というのは、歴史のある都市なんですが、 わが日本では、「明治以来が歴史」だというような「美しい国」主義の人が横行しております。 自分たちが生まれる前から続いてきた町並みが、自分の好みに合わなけりゃ、どこでも好きな町で暮らせばすむ。 住宅は「生活の手段」であって、「資産」ではない。 わりきるのがヨーロッパ人。 数十年で「老朽」だというような「ハコ」を、「一国一城の主」だと持ち上げるような、「マイホーム主義」が、島国根性をくすぐって、 「中流」層を、ローン地獄にひきずりこみ、金融資本を儲けさせてるんでしょう。 自分の家の「資産価値」が下がるから、が「ご近所」の価値観。 (所得税の「住宅ローン控除」があるんなら、「家賃控除」があって当然なんだけどなあ)
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blog-blues at 2009-02-13 13:14
「第二迷信」へ。再コメ、ありがとうございます。『自分の家の「資産価値」が下がるから、が「ご近所」の価値観。』これはまた、痛烈な現代日本のポピュリズム批判ですなあ。江戸の昔からある庶民の「意地」や「張り」、あるいは、いにしへよりの「もののあわれ」。そうした基層の美意識、精神文化のルネサンスが必要ですね。でないと、糞を味噌でコーティングした『「美しい国」主義の人が横行』する保守反動を許してしまう。
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