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きっと観ているだろう。CS放送の時代劇専門チャンネルで、
ワオ!あの「木枯し紋次郎」が、連日放映中なのだ。もー、 大衆ヒーローで誰が好きかって、紋次郎がいちばん好き。そりゃあ、 フィリップ・マーローも断然カッコいい。蒸発した親友の探偵事務所に居残る 沢崎にもシビれたさ。でも、紋次郎にゃかなわない。何てったって、 ただのハードボイルドじゃない。股旅ハードボイルドなのだ。くーっ、 すっげえアイデア。って言いながら、原作は読んでないのだが。 監督市川崑、俳優中村敦夫、そして製作当時、倒産し行き場を失った 大映京都撮影所の映画職人たちが、己の技と誇りを懸けて造形した、 TV映画の「木枯し紋次郎」に、僕は、ぞっこんなのだ。 ヒューとゆう木枯しの擬音が鳴って。黒地に水色の明朝で 「市川崑劇場」、「笹沢左保 原作 木枯し紋次郎」のタイトル。 物語の幕が開き、毎回絶妙のプロローグから、パッとカットが変わって。 パパパパーンと金管が高鳴り、街道を足早に来る紋次郎の 正面ロングショット。ギターのイントロにつづいて、主題歌が流れ、 モダニスト市川崑、手練のタイトルバック。あああ、 こうして書き写しているだけで、陶然としてしまう。 「木枯し紋次郎」は、他のTV時代劇とは位相が違うのだ。高視聴率を稼ぐ ほとんどすべてのTV時代劇は、侍の話である。お茶の間の日本人の多くは、 「お侍さん」が、好きなんですね。でも違う。われらが「木枯し紋次郎」は、 百姓とやくざの話だ!食うや食わずの負け組とアウトローの物語なのである。 人間存在の根源に迫るのは、こっちの方だろう。 「上州新田郡三日月村の 貧しい農家に生まれたと云う 十歳の時に故郷を棄て その後一家は離散したと伝えられる 天涯孤独な紋次郎が なぜ無宿渡世の世界に入ったかは 定かでない」。うーん、重いね。 笹沢左保も、きっとそうだったんだろう。すぐれたサスペンス作家には、 松本清張にしても、今をときめく桐野夏生にしても、社会に対する憤怒、呪詛が 色濃くある。僕にも、あります。あなたには、どうですか。ありますか。 「無宿渡世に怒りを込めて 口の楊枝がヒューと鳴る 噂のあいつが紋次郎 孤独を癒してさすらう旅か 愛を求めてさまよう旅か 頼れるものは唯ひとつ 己の腕と腰のドス あいつが木枯し紋次郎」。 毎回存分に楽しませてくれる「木枯し紋次郎」ですが、 左頬の傷と長い楊枝の因縁が明かされる、第12話「木枯しの音に消えた」を シリーズ最高傑作に推したい。ゲストヒロイン十朱幸代演じる(これがもう絶品!) 追憶の女、お志乃に告げる紋次郎の別れの台詞。 「おめえさんのことは思い出しもしねえが、忘れもしやせん」。 哀れを誘って止まない。 ♪〜 けーれどもォ どーこかでェ お前は待ってェ いてーくれるゥ きーっとォ お前はァ 風の中でェ 待っているゥ 〜 (1972年フジTV、主題歌:「だれかが風の中で」) あなたも、太陽の下で。 怒りを、共有しませんか。
by blog-blues
| 2006-05-29 16:23
| シネマ夜話
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Comments(10)
Tracked
from 華氏451度
at 2006-05-30 02:32
タイトル : 「愛国心」への執念ほか
〈愛国心への執念、恐るべし〉 教育基本法の危機については多くの方が書いておられるし、私も何度か書いた。ここ数日の間に森喜朗前首相、武部勤幹事長、片山虎之助参院幹事長らが「会期を延長しても改正法案を通すべき」と発言、改定に向けた自民党の執念にあらためてゾクリとさせられる。 同法の改定案はいくつも問題点があるが、第一は多くの人が指摘されているように「愛国心」の問題である。むしろこれは問題点の象徴、と言ってもいい。 なぜ権力側は愛国心にこだわるのだろう(いや、理由は私なりにわかっているつもりです。...... more
Tracked
from 晴耕雨読
at 2006-05-30 18:49
タイトル : 非核三原則?
マスコミでは米軍再編の話題が、日本側の負担金額を中心にして報道されています。また米軍再編は日本国内の基地負担の軽減の為であるかのようにも報道されています。しかし実態は米軍の極東からの撤退ないし縮小という事、日本に応分の負担を迫るものであることは否めないでしょう。 以下は北朝鮮の核の脅威が盛んに喧伝されていた4年程前の2002年10月14日、名城大学 槌田 敦教授の盛岡での講演録からの抜粋です。 米国は日本から核の傘を外す決断をしたのではないか?、日本は核武装に一歩踏み出したのではないか?という氏の声...... more
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from T.N.君の日記
at 2006-05-31 00:18
タイトル : 喜びと悲しみと
今日は嬉しいニュースと悲しいニュースがありました。 嬉しいニュースは、私のお気に入りのイギリスの社会派映画監督 ケン・ローチがカンヌ映画祭でパルムドールに輝いたことです。これまでにもカンヌ映画祭批評家賞などを受賞していましたが、今回「The Wind That Shakes the Barley(原題)」で初めてパルムドールを受賞しました。 私がケン・ローチ監督作品に初めて出会ったのは、大学生の頃、当時足しげく通っていた映画館でケン・ローチ特集が企画され、なんとなく観た『ケス』でした。 ...... more
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from 再出発日記
at 2006-05-31 01:04
タイトル : この国の行方雑感
30日付け朝日新聞のシリーズ「ニッポン人脈記柔道のこころ」の最終回はシドニー五輪100キロ超級決勝で「誤審」に負けた篠原信一とフランスのダビド・ドイエだった。私もまざまざとあの瞬間を覚えている。篠原の内股すかしが決まった。ドイエが背中から落ちた。私は「...... more
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from エクソダス2005《脱米..
at 2006-05-31 02:15
タイトル : 嘘が通れば道理引っ込む〓いよいよ本性を現し始めた偽装国家..
今日は少し遅刻してしまったのだが,午前10時少し前にはいつものように階下に降りて靴を履き道路に面した駐車場に出て,タバコに火を点けた.路上には2台ほど車が止まっていてその前にもう一台軽が止まり,中からおばさんのような方が出てきてこちらに向かってきた.私の会社に用があってでないことは直ぐに分かったが,おばさんは私の視線を鋭角に切断しながらまっすぐ隣の会社の玄関先に向かった.隣は10時営業なのでまだシャッターは揚がっていない.二階に登る階段口のドアのカギはかかっていなかったようだ. おばさんはそこに何か...... more
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from 愚樵空論
at 2006-06-01 20:36
タイトル : 《鳥の歌》
本日6月1日は、鮎の解禁日である。今日はとっても良い天気で、我われのように山で仕事をする者にとっては仕事日和なんだけど、今日はお休み。休みたいと希望する者が多くて、仕事にならないから。私は鮎釣りはしないので(もったいないし、したくないわけではないのだけど... more
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from 雑談日記(徒然なるままに..
at 2006-06-02 09:00
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from Under the Su..
at 2006-06-03 18:04
タイトル : NHKの再放送は最高そう!----6/3
6月4日(日)21:00-21:50 総合 NHKスペシャル 「“好きなものだけ食べたい”~小さな食卓の大きな変化~」 2006年 6月 5日(月)午前11:30~午前11:50(20分)教育/デジタル教育1 ティーンズTV ワールド ドキュメント「二つの民族 一つの教室~イスラエル」 2006年 6月 5日(月)午後5:15~午後6:00(45分)BS2、6月6日(火)16:05-16:50 総合 6月8日(木)1:10-1:55(翌日午前) その時 歴史が動いた 「...... more
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from 私もひとこと言ってみる
at 2006-06-04 18:58
タイトル : 突然ですが・・・(お詫び)
ご訪問くださってる皆さまにお知らせさせていただきます<(_ _)> ここ二週間ほど前からパソコンの前には短時間しか座っていられません。 何がどうしたのか?わからないけど痛みが激しくて(現在は腰、背中の場合もある)医者の診断でも原因不明です。 しばらく休養することにしました。 事務処理も出来なくなり、仕事にも影響が出ています。 一ヶ月ほどの様子をみた後ですが、場合によってはそのまま閉鎖に至るかもと不安な気持ちになっています。 今までお付き合いいただいたmewさんはじめ、ぶいっ...... more
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from 晴耕雨読
at 2006-06-05 21:36
タイトル : 慢性的「脳死」とは?
「脳死」・臓器移植を問う市民れんぞく講座2001/12/ 8より朝日 俊男氏(医療文化研究センター) の講演からの抜粋です。 ハーバード大学で「不可逆性昏睡」、つまり昏睡状態になって意識が戻らない状態 を「脳死」と呼ぶことを発明して約30年がたち、沢山の論文が発表されました。その12,000本の論文から、“何年ぐらい脳死状態を続けることができるか”、つ まり「脳死」状態から心循環系死(心停止)になるまでの期間はどれくらいかをシューモンShewmonという学者が調べました。これは1998年に神経内科...... more
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from Under the Su..
at 2006-06-06 07:54
タイトル : 一書の人をおそれよ--日替わりコラム(火曜日:luxem..
私は小さい頃からほとんど本を読まなかった。昔の親というのは、何とか子供を本好きにしようと思うのか、大枚をはたいて少年少女文学全集などを買うのだが、私は兄弟の下だったので、上の兄弟が順番に読んでは次を買って、とやるものだから、私が読む頃にはすでに、全巻そろった威容が、しかも私の身長より高いところから迫ってきていた。その頃の私にとって「本」とは読めという圧力が上からかかるものという程度の認識しかなかった。 仕方がないから、そういう難しそうなものではなく、童話でも読もうか、と若干年齢に不相応でも子供っぽい...... more
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from 極楽三十路生活賛歌
at 2006-06-08 17:36
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from 晴耕雨読
at 2006-06-14 21:13
タイトル : 国保崩壊
またまた国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」メールマガジンからの孫引きです。 関連記事: 市場原理と医療 生存権を脅かすー医療改革 小泉構造改革のモデル特区となる北九州市の市役所によって支払い期限を無期に延長される誓約書を書かされ、支払うことができなかったため保険証をとりあげられ、窓口で10割の負担を支払うようにされた。 そしてついに3月30日に自宅で動けなくなり、救急車で入院し、わずか3日後の2001年4月2日に息を引き取る。まだ32歳だった。 <全身が病気> 病名はバセドウ氏病 糖尿病 胃潰...... more
CS放送で上映中!なんですか。知らなかった。木枯し紋次郎、以前、何かでちらっと観たことがあるだけです。観てみよかな。沢崎にもしびれましたか。私もしびれた~。
社会に対する憤怒、呪詛……か。ありますね……引き出しの奥にしまい込むようにして。それを薄汚い方向にだけは向けたくないと思いつつ。
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あれっ?私が紋次郎好きだって事、BLOG-BLUESさん知ってたっけ?とTBが来た瞬間思ってしまいました。(^^)
うちCS放送みれないから、昔観た記憶でしか語れないのすが、あの暗い画面、紋次郎の動き、静かにこみ上げるやりきれなさとそれを希望に変える上条恒彦の歌声、思い出します。 実は中村敦夫けっこう好きで、ブログを始めるきっかけになったおおもとは、「紋次郎ブログ」を読んだからなのです。紋次郎がつなぐブログのご縁~~♪
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blog-blues at 2006-05-30 15:36
「華氏451度」へ。コメント、アリガト。沢崎は、断然イカしてたよね。ハードボイルドの王道、アフォリズムの名手で。「ビートルズ?20世紀最大の過大評価だ」なんて、実にシャープで、クール。
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blog-blues at 2006-05-30 15:53
「doll and peace」へ。コメント、まいどありぃ!「つるむ友達もいなくなった」あなたが、紋次郎に惹かれるのは、これは、もう、引力とゆうものでしょう。しっかし、中村敦夫の「みどりの会議」が解散してしまったのは、返す返すも残念。新自由主義が席巻するいまこそ、「共生」の思想が必要なのに。ブログとゆう武器を手に入れたいまこそ、躍進の可能性も出て来たのに。うーん、中村敦夫は、もういっぺん「みどりの会議」をやってくんないかなあ。ヨーロッパ型の社民政治を実現して行く母体になれるんだけどなあ。惜しい。
私は「みどりの会議」のサポーターをやっていましたので四谷の事務所には何回も通いました。紋次郎さんともお話もさせていただきました。来年の参院選挙では再度挑戦して欲しいです。
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blog-blues at 2006-06-02 16:19
「ヘンリー・オーツの独り言」へ。いやー、あなたはもう、全然、独り言なんかじゃありませんね。素晴らしい行動力。圧倒的にエールを贈っちゃう。そうですか、「みどりの会議」にも出入りしてらしたんですか。僕は、中村敦夫、断然支持なんで、機会がありましたら、捲土重来を期待する声のあることをお伝えください。「共謀罪」、国家権力の妄執を感じます。ひるまず、徹底抗戦して行きまっしょい!
> 中村敦夫は、もういっぺん「みどりの会議」をやってくんないかなあ。
・・・私も参院選でかならず投票していたので、同感です。(^^)
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blog-blues at 2006-06-05 14:34
「doll annd peace」へ。同志、同士ですね。ここはひとつ、「ヘンリー・オーツ」の行動力に、期待しましょう。あっ、それから。「最終日の夕暮れの中に彼女はいた。」という一行。夕映えのように光っています。コレクター魂の発露ですね。
僕の青春そのものでした。紋次郎の生き方は、まさに「孤立を恐れず連帯を求めて」いましたが、ヤクザでよりべなき棄民には、それが許されず、すべて「かかわりながら、かかわりをすてる」皮肉な運命だったのです。そこに哀愁が生まれます。撮影所のスタッフも流れ者でしたが職人でもありました。外大のラクビー部のエキストラが、たたきあげに怒られていました。いい時代でした。
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blog-blues at 2010-05-13 12:46
「岩下俊三のブログ」へ。わざわざお越しいただき、感謝感激です。貴ブログにリコメントさせていただきました。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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