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大型書店の映画本コーナーに行ってみてほしい。
黒澤明や小津安二郎について書かれたものが、沢山並んでいるはずだ。 木下恵介は、どうか。せいぜいが1冊2冊、あるかないかだ。 しかし、運が良ければ、その中に、長部日出雄の近著「天才監督木下恵介」を 発見するだろう。で、この本が、無類の面白さなのです。 直木賞作家であり、知る人ぞ知るシネマディクトである著者が、 木下恵介の生涯と全49作品を語り尽くす、日本映画ファン必読の傑作評伝! うーん、こうしてカキコしてるだけで、胸が高鳴ります。 木下恵介。大正元年、浜松の商家に生まれる。 昭和8年、松竹キネマ蒲田撮影所にもぐり込む。 現像部、撮影部を経て、憧れの監督部に移籍。 撮影所移転に伴い、松竹大船撮影所へ。 昭和18年、「花咲く港」で監督デビュー。 今風に言えば、映画好きのプーが、 運と努力と才能で掴んだ、 蒲田行進曲の世界ですね。 長部日出雄は記す。木下恵介は、 「映画の申し子」であるト。 至言です。よくモーツァルトを 「音楽の神童」ってゆうでしょ。 木下恵介の映画づくりが、まさにそれ。 天衣無縫なんです。 たとえば、「日本の悲劇」。望月優子扮する戦争未亡人が、
わが子を飢えから守るため、闇米の担ぎ屋をやって官憲に逐われる、 その回想シーン。突然、パタリと音が止む。画面がサイレントになる。 その沈黙の画面から、阿鼻叫喚が谺する。いや、本当に、谺するんです。 天才としか言いようのない、もの凄い映画演出。うぐぐぐぐっ、し、痺れます。 普通、優れた映画作家には、個有の作風があります。小津安なんて、 ものの1分も観ていれば、ああこれは小津作品だなと、すぐに判ります。 然るに、木下恵介には、それがない。もー、何でも撮っちゃう。 スタイルなんて、作品ごとに、バンバン変えちゃう。 肺腑を抉る社会派ドラマもあれば、笑い転げるライトコメディもある。 嫋々たる抒情作品もあれば、前衛的な実験劇だってある。 天衣無縫にして、百花撩乱なんですね。しかし、 終始一貫してるのは、人間の弱さへの共感と、それと表裏をなす、 理不尽なものへの怒り、そして、美しきものへの憧れだろうと思います。 つまり、すこぶる人間的な、体温の高い芸術家だったわけです。 こうした資質は、後進の指導にもよく現われていて、 映画ジャーナリズムから「木下学校」と謳われたように、 多くの俊英を輩出しました。その木下門下の最期の逸足が、脚本家の山田太一です。 平成10年に死去した木下恵介の葬儀において、彼は、こんな弔辞を読みました。 …日本の社会はある時期から、木下作品を自然に受けとめることが できにくい世界に入ってしまったのではないでしょうか。しかし、人間の弱さ、 その弱さが持つ美しさ、運命や宿命への畏怖、社会の理不尽に対する怒り、 そうしたものにいつまでも日本人が無関心でいられるはずがありません。 ある時、木下作品の一作一作がみるみる燦然と輝きはじめ、 今まで目を向けなかったことをいぶかしむような時代が きっとまた来ると思っています… 果たして、僕たち日本人は、木下恵介を、再発見できるだろうか。 戦後民主主義が孕んでいた人間愛を、取り戻すことができるだろうか。 あなたも、太陽の下で。 いっしょに、ブーイングしませんか。
by blog-blues
| 2006-04-24 17:47
| シネマ夜話
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Trackback(22)
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Comments(7)
Tracked
from エクソダス2005《脱米..
at 2006-04-24 22:08
タイトル : 【事例研究】パートナーシップと呼ばれる官民談合=国家財政..
バブル崩壊から郵政民営化までの一連のコイズム改革で日本経済(つまり我々の身体である共同体)は完全に心臓死の段階に達し,集中治療室で各種の延命装置に繋がれて辛うじて表層的な命脈を保っている.これを「景気回復」などと称するお調子者も見かけるが,この小康を仮にもコイズム改革の成果などとして誇るものがあるとすれば,十数万に及ぶ今次経済戦争の犠牲者・戦死者の霊は浮かばれまい. ここで延命装置とは,たとえば中国からの低価格産品輸入・外資の注入(証券・底値不動産の買い漁り→それ自体が国土の売却である)・財政出動(...... more
Tracked
from T.N.君の日記
at 2006-04-24 22:22
Tracked
from 再出発日記
at 2006-04-24 22:45
タイトル : 共謀罪に反対しよう「Vフォー・ヴェンデッタ」
監督:ジェイムズ・マクティーグ 出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、ジョン・ハート初日に観ました。何の事前知識もなかったのですが、ナタリー・ポートマンのファンとしては当然の行為です。(私は岡山に来なかった一作品を除いて、13作品全てを映...... more
Tracked
from Under the Su..
at 2006-04-24 23:54
タイトル : 忘れていたもの、それは私の神様--日替わりコラム(火曜日..
忙しいときに限って部屋を片づけたくなる、それも徹底的に。この心理は脳科学ブームの中、学者が何らかの解明をすでにしていることなのかもしれない。解明などといわなくともただの逃避だろうといわれればそれはそうかもしれない。 またまたそういうときに限って貴重なものを見つける。先日はなんと私のへその緒。生年月日や生まれたときの体重まで箱に書いてある。子供の頃の写真、ほかにミニカーの部品が見つかった。何故今さらいろいろ見つかるのか、おそらく徹底的に片づけるといいながら実は部屋の一部を片づけて、途中で飽きてやめ...... more
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from 華氏451度
at 2006-04-25 00:22
タイトル : この状況だからこそ、マスメディアを叱咤激励しよう
「重要なことをマス・メディアがほとんど報道しない」という怒りの声をよく聞く。私はテレビをほとんど見ないのでテレビのことはわからないが、新聞や雑誌に関して言えば同様の実感を持っている。今、強引に成立へ向かおうとしている共謀罪に関しても、(むろん触れている所もあるが)活字メディアから得られる情報はごく少ない。 だから、ケシカランと怒る人が多いのはよくわかる。私も不愉快に思っている。だが、しかし……。以前にも同じようなことを書いた覚えがあるが、マスコミ全体が「腐りきっている」わけではない、とも私は思う。 ...... more
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from doll and peace
at 2006-04-25 16:11
Tracked
from 愚樵空論
at 2006-04-25 22:08
タイトル : 刑法に「国家反逆罪」を創設せよ
いよいよこの国もきな臭くなってきた。 共謀罪創設の法案審議入り、政府・与党成立目指す テロの未然防止などのための「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法など改正案は、21日の衆院法務委員会で、杉浦法相が趣旨説明を行い審議入りした。与党は修正案を提出した。 政府・与党は、今国会での成立を目指している。 共謀罪の創設は、2000年に日本が署名した国際組織犯罪防止条約の批准に向け、国内法を整備することが目的。現状では、テロに協力する容疑者の日本潜伏が判明しても、国内法に抵触しない限り逮捕できな...... more
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from Under the Su..
at 2006-04-26 00:58
タイトル : 山笑う忘れて恥ずかし己の非--日替わりコラム(水曜日:玄..
先週、実家に出戻った。私が寝起きするスペースがない。3人の子供の進学・就職、父の単身赴任の度に出戻ってくる荷物達が、二部屋を占拠し何処から手をつけていいかわからない。 今日、市の清掃センターと最終処分場を母と行脚しなんとか格好はついたが、まだ一部屋は塞がったまま。 昨日、今の家に転居の折に父の会社の先輩から譲り受けた子供用ベッドを解体した。私が小学1年から使い、この正月まで妹が帰省中に使っていたやつだ。パーマンやキティちゃんのシールがペタペタ貼ってある。 なんてほのぼのムードのコラムにしようかと...... more
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from エクソダス2005《脱米..
at 2006-04-28 00:59
タイトル : 【事例研究】パートナーシップと呼ばれる官民談合=国家財政..
保坂衆院議員のブログ「保坂展人のどこどこ日記」に4月22日付けでアクセンチュア社がバイオメトリックス・スキャン出入国管理システムを10万円で受注しているという告発記事が載るまでは,おそらく日本国民の大多数はアクセンチュアなどと言う名前は聞いたこともなかったに違いない.かく言う筆者も例外ではない.アクセンチュア社の元の名前はアンダーセン・コンサルタント.この名前ならどこかで聞き覚えがあるぞと思われた方はかなり記憶力のよい方である.さよう,アクセンチュアはエンロンの粉飾決算を請け負って2002年に廃業した...... more
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from 晴耕雨読
at 2006-04-28 20:15
タイトル : どん底へ向かう競争を終わらせる
メキシコ湾酸欠海域が浮き彫りにする市場経済の盲点 で紹介したエリザベス・サウィン氏の前回に続く記事を紹介します。 題して どん底へ向かう競争を終わらせる 私たちにとって必要なもの――それは下記の2つの要件に同意する企業と政府です――必要なものはそれだけです 1.自己の責任を全うし、地域社会に貢献したら、それに対して報酬を与えること 2.生物の多様性を破壊したり水質を低下させる農業関連企業には罰を与えること 人気blogランキング 持続可能性研究所 エリザベス・サウィン 2002年1...... more
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from そぞろ日記
at 2006-04-29 03:19
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from doll and peace
at 2006-04-29 16:03
Tracked
from Under the Su..
at 2006-04-30 01:29
タイトル : アンケート結果発表ですッ!
アンケートの結果が出ましたので、お知らせいたします。 皆さん一人々々にお礼をいたしたいところですが、ままなりませんので、この場をお借りしてお礼申し上げます。 トラックバックしていただいた方、本当にありがとうございました。またのご協力、よろしくお願いします。 質問:共謀罪について 全体回答数―67票(実施期間:平成18年4月23~26日) 1.共謀罪に賛成 1票( 1.49%) 2.共謀財に反対 66票(98.51%) わずか4日の間に、実に67票(その他、コ...... more
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from Under the Su..
at 2006-04-30 11:49
タイトル : 忘れていたもの--日替わりコラム (日曜日:ゲストコラム..
忘れていたもの、と聞いて先ず私の胸に浮かんだのは、ありていにいえば、人並みにかかった「青春の熱病」のようなものでしょうか。 ただしその熱病も、どういうわけか、スターとか歌手とかといったものではなく、言葉の世界に分け入って浸りきるもので、私はどうしようもない文学少女だったのです。 とにかく手当たり次第に読んでいたのがだんだん絞られてきて、ヘルマン・ヘッセに傾斜するようになったのが、高校に入ってからでした。特に転校してからは、その傾向がいよいよ強くなります。もっとも、好きな歴史の本もよく...... more
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from 雑談日記(徒然なるままに..
at 2006-04-30 21:26
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from 雑談日記(徒然なるままに..
at 2006-04-30 21:29
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from エクソダス2005《脱米..
at 2006-05-02 07:03
タイトル : 「FHJ社ホームページ消失」虚報事件の真相:共謀罪衆院通..
本日午前一時頃,それまで私の部屋からまったくアクセスできなかったフライシュマン・ヒラード・ジャパンのホームページに再び繋がるようになったことを確認した.追跡にご協力くださったmiyau, shousiminjp, 諸行無常の各氏には心より感謝申し上げたい.FHJ社のHPを作成した会社は東京都港区の(株)プロフェッサ(03-5789-2900)という会社であることが判明している.多分この会社がFHJ社サーバのメンテナンスも行なっているはずであるが,問い合わせを実行する前に復活してしまったので,今のところ...... more
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from 雑談日記(徒然なるままに..
at 2006-05-05 10:15
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from 華氏451度
at 2006-05-06 08:47
タイトル : 感性礼賛――「知るは力」、ただしそれを支えるものの方が重要
ゴールデン・ウイークも、そろそろ終わり。もっとも、私は休みではなかった。貧乏暇無しというやつだ(周囲の人々が休んでいる時に働くというのは、かすかな不遇感?を伴うものである……)。共謀罪、教育基本法改定等々、週が明けたらまた攻勢が始まる。今日はひと休みがてら、日頃感じていることをちょっと書いておこう。 10代の終わり頃、友人から「首から上で生きている」と評された。10代半ばからハタチ前後にかけて何度か同じようなことを言われた覚えがあり、どうやらオトナになりかけた頃の私は、頭の中だけでひねくり回した理...... more
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from 華氏451度
at 2006-05-07 17:29
タイトル : 共謀罪の悪夢
共謀罪誕生後の或る日――(これは私の脳裏に浮かんできた悪夢) 週明けの昼下がり、久しぶりにAという出版社に足を運んだ。同社は古いビルのワンフロアにオフィスを構え、月刊誌をひとつ、ほかに月に1~2冊程度の割合で単行本を出している。営業や経理の担当者まで含めて総勢十数人の零細出版社である。 入った瞬間、ひどく奇妙なものを感じた。いつもであれば、たとえ4、5人しかいなくても社内は幼稚園の庭かと思うほど明るくざわついているのに、今日は空気が通夜のように凍り付いている。いつもと違って「あっ、華氏さん...... more
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from 極楽三十路生活賛歌
at 2006-05-08 23:36
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from Jovanniの"雨ニモ..
at 2006-05-19 16:24
タイトル : まだまだ早い!!
Excite エキサイト : 社会ニュース 田村高広さんが死去 阪妻の長男、貴重な演技派 名脇役の田村高広さんが亡くなられた。 まだまだ早いですよ。脇役でありながら存在感のある方でした。 阪東妻三郎の長男で大学卒業後、いったんサラリーマン生活を送るが1953年7月7日に父が急逝。その際、近親者や木下恵介監督などから後を継ぐよう強くすすめられたため、父が死去した際に在籍していた松竹に入社し映画『女の園』でデビュー。 『二十四の瞳』の演技がすごく印象に残っています。 戦後...... more
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uts_home at 2006-04-24 20:30
キノシタ、あんま観てないなぁ、ダメだなぁ。観なきゃ!
バナー、ステキなんでメッセージ・バナーストアに貰っていきます。 (素楽)
0
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blog-blues at 2006-04-24 21:13
観て観て。僕もね、この本読んで以来、猛然と観まくってるんです。小津安がバッハで、黒澤がベートーベンなら、木下恵介はモーツァルトなんよ。ホント、天才。バナー、じゃんじゃん貼ってね。マスゴミが何も言わないからね。ブログは、もー、きっちりメッセージしていきまっしょい!
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so_luck at 2006-04-24 22:57
「小津安がバッハで、黒澤がベートーベンなら、木下恵介はモーツァルトなんよ。ホント、天才」
おお~、そこまで言われるとほんと観なきゃなぁ。 と言いながら、ようやっと今日居室が寛げる状態になったので、やっと送って頂いた「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」を今から見ようかなと思ってるところです。憂世とオサラバ。しかしねかせたなぁ、スミマセン。 しかしBLOG BLUESさん達筆ですね。
木下監督の映画、ほとんど観てませんでした。『楢山節考』(たぶん木下作品だったと思いますが……違ってるかも)ぐらいかな? 黒澤も小津もほとんど観てないけど。うむむ……そっか、観てみなくてはッ。 BLOG BLUESさん推薦のものがおもしろいのは、『うらおもて人生録』とかでよくわかったし(あれはもうすっかりハマった)。何かね、うまく言えませんが……最近、息せききった、という感じがしているんです。私自身、まさしくそうなんですけど。こういう時こそじっくり図太く構えて、感性の原点を奪い返さないといけない。……などと思っておりまする。
(ついでながら……バナーさっそく貼っちゃいました。腰のかる~い人間なもんで)
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blog-blues at 2006-04-25 18:58
「華氏451度」へ。とにかく、衆院で3分の2取られちゃってますからねえ。法案には、もーテッテ的に反対しまくりですが、可決されてもヘコまないようにしましょう。最終決戦は、あくまで「憲法改正の国民投票」。しつこく、やっていきまっしょい!ってコレばっか。
木下作品、実は意識して観たことがない(喜びも悲しみも幾歳月と、カルメン故郷に帰る、くらいかな?)のだけど、
> 小津安がバッハで、黒澤がベートーベンなら、木下恵介はモーツァルトなんよ。 って、すごくわかりやすいたとえ! いろいろやらなきゃならん事が多いけど、たまには映画でも観ようかなあって気持ちになりました。(*^^*) ちなみに、山田太一も大好き。
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blog-blues at 2006-05-01 14:27
「doll and peace」へ。僕もね、そうだった。木下恵介って意識して観ないよな。山田太一が悔しがっているように、時代に見棄てられてしまったから。多分、戦後民主主義とともに開花した才能だったから、戦後民主主義の衰退とともに意識されなくなったのだと思います。しかし、長部日出雄も述べていますが、極論すれば映画の内容、テーマに関係なく、その映画演出術の凄まじい冴えに、惚れ惚れしちゃうんですけどね。因みに、僕が一等好きな川島雄三は、エリック・サティなんよ。
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