日本会議の天敵、菅野完の奮闘努力に、
感動を覚えずにはいられない。稀勢の里以上である。
熱気と笑いが迸る埼玉での市民講演会につづき、八面六臂、
今度は、テレビ朝日のワイドショー番組「モーニングショー」に、
猛烈に噛みついた。けだし、正論。怒るべき時に怒る、それは、
自尊心の発顕であり、この場合は、職業倫理の問題でもある。
誇り高い男を見るのは、実に、気持ちがいい。
官邸発表をそのまま垂れ流し、政権ヨイショをくり返す。
たまさかな批判もアリバイじみ、遠回しにしか言えない。
マスコミ人には、自尊心がないのだろうか。
職業倫理がないのだろうか。ないのなら、やめてくれまいか。
菅野完の正論に発奮する、土性骨のあるマスコミ人は絶滅なのか。
こんなつい昨日まで素人だった男に、スクープ抜かれっぱなしで、
コテンパンにやりこめられたまま黙っていられるかと、褌締め直す、
プロフェッショナルは、いないのか。頼むから、いてほしい。
産経新聞に至っては、辻元清美報道で、
「裏も取ってないのか、死ね、ドアホ」とまで、
罵倒される始末。これが、今の日本のマスコミの姿だ。無惨なり。
ネットスキルを駆使した知略縦横の遊撃戦は、IT時代の梁山泊か。
痛快無比、男惚れしてしまうよ。発奮せよ、志あるマスコミ人よ。
森友学園の国有地入手に関する、安倍昭恵総理夫人の関与は、
籠池理事長からの要望の手紙と、それに対する「当方」からの返答のFAX。
そして、その後の急転直下の要望実現という事実を突き合わせれば、
明らかである。これで、安倍総理が、本人の国会発言通り、
辞任しなければ、国会審議など、なきに等しいものとなる。
日本の議会制民主主義が、形骸でしかないことになってしまう。
菅野完を孤軍にさせてはならない。道化にさせてはならない。
テレ朝にじゃんじゃん抗議の電話を入れよう。
僕も「03-6406-5555」へTELしました。ザッツ・デモクラシー!
そして、ここが、いちばんの肝心要、勘所なのであるが。
こうした主権の行使を地道に続けてきた結果、日本会議は、
自らの主張を報道に、国政に、反映させ、
今日の「右傾化日本」を築いたのである。
これもまた、菅野完がきびしく指摘するところである。
不断の努力こそが、政治を動かすのだと。
日本会議は、それをしてきたと。