薩摩川内市議会に続き、鹿児島県議会でも「陳情採択」を議決するという。
再稼働しないで、という陳情ではない。再稼働してください、という陳情である。
一体全体、何割の川内市民が、何割の鹿児島県民が、再稼働してほしいと
願っているというのだ。住民投票に諮るのが、民主主義じゃないのか。
このままでは、再稼働は必至だ。これを阻止する勝負手は、あるのか。
ある!安倍総理が今秋、NYの国連総会に出席しましたね。
その合間に開催された「ワールド・リーダーズ・フォーラム」での声明である。
居並ぶ先進国首脳に交じって、われらが宰相、安倍晋三氏は、斯く宣ったのである。
『完全に安全を確認しない限り原子力発電所は動かさない』
事実を正しくお伝えしよう。
まずこれが、国連総会の合間に行われた
「ワールド・リーダーズ・フォーラム」での安倍総理の発言だ。
アベっちの顔が映っているコマの開始25分後くらいのところです、日本語で、
「完全に安全を確認しない限り原子力発電所は動かさない」と明言している。
それをロイターの記者は、
英文でこのように表現した。
"unless safety is restored 100 percent."
それをロイターの日本語版公式サイトの制作スタッフは、
和文でこのように表現した。
世界で最も権威ある通信社が、世界中に打電した政治ニュースである。
薩摩川内市議会は、鹿児島県議会は、多分このニュースを知らないはずだ。
知っていれば、徒や疎かに「陳情採択」など、できないはずだ。
わが国の宰相が、国際社会に向かって声明した、言わば日本の国際公約である。
『完全に安全が確認』されたか、見極めた上での「陳情採択」でなくてはならない。
でなければ、わが国の宰相は「嘘つき」の汚名を、国際社会から浴びせられる。
アベっちは、なにをしているのだ。ソッコー鹿児島へ飛んで、
『完全に安全が確認』されたか、確認せんかい。ま、確認もなにも
『完全に安全が確認』されることなど、科学的知見からあり得ない。
きみの発言は、再稼働断念とイコールだ。それすら解らないほど、きみは阿呆か。
きみの汚名は、日本国の汚名だ。きみ自身の名誉と、国家の名誉を守れ。
万が一にも『完全に安全が確認』されぬまま、再稼働したら、どうなる。
侍社会なら、一死以て大罪を謝すことに、なるのだぞ。
川内原発再稼働反対のみなさん、安倍総理の国際公約
「100%安全確保されない限り原発再稼働なし」を突きつけよう!
そして、共産党には、ぜひお願いする。この安倍総理の国際公約を
どうか国会で問題にしてください。国会で問題になれば、再稼働を阻止できる。