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というのは、誇大表現でして。ハマりつつあるといっても、まだ遠い。
ハマりたいものであるという、未だ願望レベル。で、 なぜ文楽かと申しますれば。べべんべん。 ことの起こりは、NHK-BSの開局20周年記念企画の アーカイブス番組で「闘う三味線〜人間国宝に挑む」を観たのですね。 人形浄瑠璃=文楽の義太夫語りと三味線弾きの凄絶なインタープレイの世界、 いやもう、吃驚した。山下洋輔トリオの演奏みたいに劇しく、かつトラッド! ぐぐーっと画面に惹き付けられた。で、はたと。べべんべん。 そうだ、確か三浦しをんが、 文楽を素材にして、何か書いてたはず。 早速、図書館へ行って見つけ出した。 小説「仏果を得ず」とエッセイ「あやつられ文楽鑑賞」。 たちまち読了してしまい、知る人ぞ知る名著、杉山其日庵の 「浄瑠璃素人解釈」まで手を伸ばしてしまったという次第。 それにしても、さすが平成の高等遊民、三浦しをんである。 文楽の魅力をオタク魂全開、ミーハー根性丸出しで熱く語るのだ。 その幸せ一杯胸一杯、だってだって私は文楽に恋しているんだもん! ってな調子は、必ずや浄瑠璃処女、文楽童貞をも幸せ一杯にするに相違ない。 経験者がいうのですから、本当です。 小説も面白いが、エッセイが輪をかけて面白い。 ぬ、ぬあんと、現役ばりばりの直木賞作家が、大近松の不朽の名作 「女殺油地獄」を素人解釈しちゃうのだ。なんという勇気あるいは度胸。 的は、近松門左衛門ですよ。プロの小説書きなら普通、たとえ読んでなくとも 読んだふりして、解ったような素振りで、蘊蓄傾ける処であろうに。 三浦しをんは、自分の感受性と解釈力だけを頼りに、唯々文楽の舞台に魅入り、 「女殺油地獄」の劇作の秘密を解いてゆくのである。これが、 サスペンスフルなんだなあ。結論は、放蕩息子与兵衛による人妻お吉殺しは、 不条理殺人であり、大近松にして、そして文楽という演劇形式を以てして、 はじめて不条理殺人を不条理殺人そのものとして描き得たと絶賛するのである。 今村昌平が、連続殺人魔西口彰を描いたドキュメント「復讐するは我にあり」を 映画化するにあたり、犯人の動機が解らない。いわゆる不条理殺人であろうが、 この手の映画は「冷血」にしても、さっぱりわけが解らず、ちっとも面白くなかった。 自分が映画化する以上は、解らないということが、よく解る映画に 仕上げねばならないと肝に銘じたそうである。 三浦しをんの「女殺油地獄」絶賛を読んで、僕は、そのことを想い起した。
by blog-blues
| 2010-04-27 15:32
| 文学の風
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Comments(8)
Tracked
from 政治
at 2010-04-30 06:04
タイトル : Hiroshima Mon Amour パリ・ヒロシ..
5月3〜28日に米国連本部にて核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれます。 パリ・ヒロシマ 1958〜フランス人女優が撮った復興〜 [parts:eNozsDJkhAMmJhMjUyZjU2NGJgszSyPTNEuLCn+viAKfCp9K73ImGDA2xS4P1czEhKQSAPQNECw=] 1 2 3 こちらがその映画です。1950年代の広島が映されています。 私としては広島駅が印象に残りました。 ゆっくり話されているのでフランス語の勉強に良いかも知れないです。 私でも聞き取れる...... more
Tracked
from ペガサス・ブログ版
at 2010-05-04 07:51
タイトル : 条文改憲の動きの狙いは「目くらまし」か? --久留米市で..
久留米の憲法集会に参加した.メインの講演は元九大教授の斎藤文男氏.福岡のローカルテレビFBSの「めんたいワイド」で長年コメンテーターを務めていたので,広く知られた地元の有名人だ.専門は憲法. 講演は,私にとって非常にinformative,つまり情報に富み,聴き応えのあるものだった.聴衆の多くにとってもそうだったと思う.「民主党政権で憲法改正はどうなる?」と題して,憲法九条を中心に据えて,その「改正」の4つのカテゴリーについて論じた.つまり,(1)条文改憲,つまり九条の条文そのものを変える,(2)解...... more
Tracked
from JCJ機関紙部ブログ
at 2010-05-04 23:13
タイトル : 緊急署名・沖縄の民意に応えてください
● 連休中に【緊急署名・沖縄の民意に応えてください】にご賛同下さい!! ● メールでの署名を心から呼びかけます!! ◆メールでの署名集約の期限は5月5日(水・休日)です。どうか、ご協力を!! みなさん! 普天間基地をめぐる情勢が急速に煮詰まってきました。沖縄では4月25日、普天間基地の「県内移設」に反対する県民大会に9万人もの人びとが参加し日本政府に「県民の総意」を鮮明に示しました。しかし鳩山政権は大会の成功を表向き「民意の一つ」とか「重く受け止める」としながら、「沖縄の民意」に応え...... more
Tracked
from みんななかよく
at 2010-05-05 16:21
タイトル : あさって歴史が変わる
緊急、毎週金曜日連続首相官邸前行動に、多くのご参加を! ”今こそ、沖縄の民意を最優先すべきです 名護市辺野古への基地建設断念を求めます 「キャンプ・シュワブ陸上案」も論外です 普天間基地の無条件返還を求... more
「しかし それだけではない」という加藤周一さんの最晩年の発言を記録したドキュメンタリー(URL参照)によると、1941年12月8日、開戦の日に、文楽が来たので見にいっていたようですね。
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blog-blues at 2010-04-30 00:24
「みんななかよく」へ。コメント、ありがとうございます。いやー、書いてて面白いのは文芸ネタなんだけども。レスポンスのほうは、からっきしでして。とても、うれしいです。
僕やクロネコ旦那の世代までだったら、「して、かかさまの名は・・・」「あーいー、お弓と申しますー」くらいの詞章は、耳にしてるんですよね。僕は、それが、文化であり、文化こそが、国の底力だと信じている。 いつも言ってることなんだけども。西鶴・近松以来の庶民階級に滔々と流れる醇風美俗、「意地」や「張り」を失しちまったんじゃ、日本は闇ですよ。
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sv400s_dracin
at 2010-05-01 23:38
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こんばんは sv400s_dracinです…文芸投稿が続いてますね…私、マンガを読まないこともあって、水木しげるさんの事は、さっぱり…朝ドラの時間は自宅にいるんですけど、ドラマを見る習慣がまったくない事と朝の炊事と洗濯物を干しと掃除の時間帯と重なって、ちょっと忙しい時間帯…←私、主婦みたいなこと言ってますね…
文楽は中学のときに学校主催の演劇鑑賞でみたような遠い記憶がありますが…演劇講演自体をそれ以来みていないので…本当に遠い記憶です…三浦しをんさんは、まだ読んだことがないんです…読みたいリストには、入れてるんですけど、あれもこれもと読んでるうちにどんどん遠ざかってる現状です…そのうち、必ず読みたいと思ってる方の一人です… で、今、私のblogはちょっとだけ…荒れ気味になってしまったので、現在、コメント欄とTBを閉鎖しています…エロスパムを削除するのが面倒なのでしばらくは閉鎖しておく予定です…地雷をふんでしまったようです…もっとも、いい機会なので、ついでのカマで、大改造中…ちょっと、自分のweblogに不満があったので、今まで以上に、読書logと映画logに特化するつもり…では また…
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blog-blues at 2010-05-02 23:28
「デラシネ」へ。こんばんは。コメント、どうもです。んなもん、ソッコー、削除です。日本語が通じない相手に、何言っても無駄でっさかい。
三浦しをんは、いいですよお。若くして、隠者の風。「デラシネ」とは、きっと肌が合うでしょう。
よくペタしてくれる「労働組合ってなにするところ?」のみどりさんが、三浦しをんのエッセイについて書いているエントリー。
URLをネームに貼っておきます。(コメント欄に直接書きこむとNGになるかもしれないので)
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blog-blues at 2010-09-25 17:19
「みんななかよく」へ。情報提供、ありがとうございます。早速お伺いし、しをんネタをTBしました。
三浦しをんは、あれほどの才がありながら、早大卒業時、出版社の就職試験にことごとく落ちたのですね。で、自分は「システム」とは相容れない人間だと腹を括って、古本屋のバイトで口を糊しつつ、小説三昧、漫画三昧。仮に小説家として世に出ることがなくとも、幸せな人生を過ごしていたに違いない。 就職試験に落ちつづけて、自信を喪失するなんて、ナンセンスだ。それが原因でひきこもりじゃ目も当てられない。相容れないだけなんだよ、オルタナティブな途だってあるじゃないか、と、格闘する若者に言いたい。
「労働組合ってなにするところ?」のみどりです。TBありがとうございました。
三浦しをんさんのすごさは明らかだと思うのですが、そのすごさを言葉で言い表そうとするのは不可能に近い……ただ「読んで!」と彼女の本を差し出すのが一番なのかもしれません。 彼女のすごさの源は、執筆であってもオタク道であっても常に真剣勝負、手加減なし!なところではないかと思います。なので、彼女は小説家にならずとも、バイトであっても充実した人生を送れるのだろうと思います。 しかし、彼女のような生き方を万人ができる訳ではないというのが残念なところです。どうしても凡人は「他人と比べて自分が幸福か」というところに目を奪われ、「自分の中での揺ぎ無い幸福」を持続させることができないのだなぁと思いますね。 まあ、きっと、万人がしをんさんのような生き方ができるなら、政治家をやるような人間はいなくなってしまうかもしれませんが。
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blog-blues at 2010-09-26 14:58
「労働組合ってなにするところ?」へ。やあ、ようこそ。『しかし、彼女のような生き方を万人ができる訳ではないというのが残念なところです。』
目配りのゆきとどいたコメント、その通りですね。フリーターが社会問題となった時、宮台真司は、フリーターはフリーターのままで幸せになれなければならないと主張した。僕は、我が意を得た思いでした。 企業社会に組み入れられることだけが幸せじゃないはずだが、福祉の多くの部分を企業社会が担って来たので、そこから外れて生きるのは、本当にきつい。やはり、福祉は「公」が負うようにしないとね。そうした社会をめざしましょう。 リンク貼らせていただきます。あらためて、よろしく。
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